リコー 産業用テキスタイル印刷向け広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所へ供給開始 最大20㎡/時の高生産性で多様な素材に対応、今秋国内発売予定
株式会社リコーは、産業用テキスタイル印刷市場に向けた広幅対応のDirect To Film(DTF)プリンター「RICOH Pro D1600」を、同システムに必要な周辺機器のインテグレーションを行う株式会社松井色素化学工業所へ供給開始した。国内発売は今秋を予定している。

高生産性と高品質を両立したDTFプリンター「RICOH Pro D1600」
「RICOH Pro D1600」は最大20㎡/時の印刷速度を実現。3基のインクジェットヘッド(カラー×2、ホワイト×1)搭載により、最大1200dpiの高解像度で鮮明な印刷が可能。最大1300mm幅のフィルムロールに対応し、多様なサイズの印刷ニーズに柔軟に応える。
多様な素材対応と安全・環境認証の取得
綿、ポリエステル、ナイロン、レザー、混紡素材など幅広い素材に転写可能であり、繊維製品の安全基準を満たすOEKO-TEX®のECO PASSPORT認証や、オーガニックテキスタイル認証のGOTSを取得し、安全かつ環境に配慮した製品であることも特徴。
操作性とワークフローの効率化を支援
正確なカラーマネジメントと効率的なワークフローを実現するColorGATE Productionserver(RIPソフトウェア)を同梱し、1年間のアップデートと機能拡充が受けられるValue Packも付属している。
DTF方式の強み
DTFは、フィルムにインクジェット印刷後にパウダーを塗布し、様々な素材へ転写可能な技術。従来のスクリーン印刷に比べて製版が不要で、小ロット・多品種生産や短納期のニーズに適し、テキスタイル業界での注目が高まっている。
リコーは、「RICOH Pro D1600」によって、スクリーン印刷事業者や中~大規模テキスタイル印刷事業者のデジタル化を促進し、柔軟で高品質な生産体制を支援していく。