リコージャパン ワークプレイス一元管理「RICOH Spaces」7月14日提供開始 会議室や座席、来客受付の一括管理で、働きやすい空間づくりを支援
リコージャパン株式会社は、7月14日からワークプレイス一元管理ソリューション「RICOH Spaces(リコースペーシズ)」の提供を開始する。多様化する働き方に対応し、会議室や座席、来客受付、駐車場などの空間を統合的に管理できるプラットフォーム。オフィスの稼働率を可視化し、利用効率の向上と従業員のパフォーマンス支援を実現する。
サービス概要と背景
コロナ禍を経て広がったリモート・ハイブリッドワークから一転、国内では出社回帰の動きが強まっている。そうした環境変化の中、限られたオフィススペースをいかに効率的に活用するかが、企業にとって重要な課題となっている。
「RICOH Spaces」は、ワークプレイス全体を一元的に管理できるクラウドベースのスペースマネジメントプラットフォーム。すでに欧州・北米では提供を開始しており、今回の日本市場展開では多言語対応によるグローバルな利便性も訴求する。
主な機能と活用シーン
・会議室予約管理:オンライン上で予約が可能。利用されなかった会議室は一定時間後に自動キャンセルされ、再利用が可能となる
・座席予約管理:フリーアドレス制に対応。座席の空席状況や利用者情報をフロアマップ上に表示
・来客受付:訪問日時や応接場所を事前登録し、ゲストに予約情報を送信。チェックイン時は自動で担当者に通知
・駐車場予約:スマートフォンでのチェックイン・アウトに対応し、受付対応の簡略化を実現
可視化による改善と今後の展開
施設全体の稼働状況は、「利用者指数一覧」などのダッシュボードで把握可能。
総予約数、稼働率、ピーク時利用率といったデータを活用することで、オフィス運用の最適化やスペースの再設計など、具体的な改善施策へつなげられる。
さらに、今後はAIとの連携による機能拡張も予定しており、オフィス利用の傾向から導入企業ごとの改善策を自動提案する仕組みなどが計画されている。