TOPPAN playknotと協業でWebARコンテンツを企画制作 高輪ゲートウェイで“過去・現在・未来”を旅する
TOPPAN株式会社は、株式会社playknotと連携し、東日本旅客鉄道株式会社が推進する都市開発「TAKANAWA GATEWAY CITY」のまちびらきにあわせて、WebARコンテンツ「TAKANAWA LINK SCAPE(タカナワ リンク スケープ)」を企画・制作した。同コンテンツは、施設開業に先立ち発掘された貴重な鉄道遺構「高輪築堤(たかなわちくてい)」を題材とし、AR技術を活用して“過去・現在・未来”をつなぐ体験を提供する。
未来志向と歴史的価値をつなぐまちづくり
TAKANAWA GATEWAY CITYは、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」を掲げる先進都市。まちびらきに際し、訪れる人々に対し、都市の未来と地域の歴史を同時に感じられるコンテンツの提供が求められている。
なかでも、開発工事中に発見された明治期の鉄道遺構「高輪築堤」は、歴史的価値の高い構造物である一方で、仮囲いによって視認性が制限される状況にあった。そうした課題に対し、「わかりやすく・楽しく伝える」手法としてWebARの活用が採用された。
工事現場の仮囲いが“時の回廊”に
WebARコンテンツ「TAKANAWA LINK SCAPE」では、全長約200メートルにおよぶ工事現場の仮囲いを“歴史の回廊”と見立て、Webブラウザで閲覧可能なARコンテンツを展開。スマートフォン1つで、視覚・音声を用いたインタラクティブな体験を楽しめる。
この体験設計にはTOPPANとplayknotの協働により、複数言語への対応や直感的なUI設計が盛り込まれており、世代や国籍を問わず誰もがアクセスできる内容となっている。これにより、開発途中の街においても、人々の記憶と未来が交差する場が創出された。
今後も、ARやデジタル技術を通じて街づくりと来街者体験の高度化が期待される中、「TAKANAWA LINK SCAPE」はその新たな可能性を提示する事例となっている。
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