京セラドキュメントソリューションズ A4機器向けICで「FIPS 140-3」認証を取得 米国NISTの情報セキュリティー基準に準拠、高水準な暗号技術でオフィス機器の安全性を向上
京セラドキュメントソリューションズ株式会社は、A4複合機およびプリンターに搭載するために開発したIC(集積回路)が、米国国立標準技術研究所(NIST)による情報セキュリティー標準「FIPS 140-3(Federal Information Processing Standards)」の認証を取得したと発表した。
情報保護の国際標準「FIPS 140-3」に準拠
「FIPS 140-3」は、データ暗号化のためのハードウェアやソフトウェアなどの暗号モジュールに対して、その設計・実装における情報セキュリティーの要件を定めた国際的な標準規格。米国政府機関や金融・医療など、高度なセキュリティー管理が求められる分野で広く活用されており、世界的にも信頼度の高い認証とされている。
同社が開発したICは、主にA4サイズの複合機やプリンターなどに組み込まれる予定で、今回の認証により、これらの機器が国際水準のセキュリティー性能を有することが正式に証明された形となった。
NISTの認証情報は公式サイトで公開されている。
Cryptographic Module Validation Program | CSRC