マンローランド 韓国の総合印刷会社セジョンC&Pが「ROLAND 706 Evolution」を導入し稼働開始 高品質・効率・環境性能を備えた最新機

マンローランドの最新オフセット印刷機「ROLAND 706 Evolution」を韓国の総合印刷会社セジョンC&P社が導入し稼働を開始した。セジョンC&P社はマーケティング・デザイン企画から印刷・販促物制作までを手がけるトータル・コミュニケーション企業。同社は印刷品質・効率・環境性能の三拍子を高次元で実現する印刷機として「ROLAND 706 Evolution」を選んだ。

持続可能性と品質にこだわるセジョンC&P社

マンローランド韓国支社の主要顧客であるセジョンC&P社は、印刷の持続可能性に対する強い姿勢を持つ企業として知られる。創業当初はデザイン会社としてスタートし、現在では韓国を代表する多数の一流企業をクライアントに抱え、その期待に応える高品質な印刷物を提供し続けている。

特筆すべきは、保有する印刷機すべてがROLAND機である点。ROLAND 700 DirectDriveをはじめ、小ロットから大量印刷、特殊印刷まで、多様なニーズに応えるROLAND機種を用途に応じて使い分けている。

とりわけDirectDriveモデルは完全アルコールフリー印刷に対応しており、環境を重視する同社の運用方針と合致している。また、同社の生産チームはROLAND機の構造・機能を熟知しており、常に最高レベルのパフォーマンスと品質を安定して提供している。

ROLAND 706 Evolutionがもたらす生産性向上

新たに導入されたROLAND 706 Evolutionは、マンローランドの中でもとりわけ自動化機能と準備時間短縮機能に優れた最新鋭モデル。以下の特長が、導入直後からセジョンC&Pの現場で効果を発揮している。

  • TripleFlow Inking:印刷立ち上がりを最適化し、損紙を30〜50%削減
  • Autoprint:版交換から印刷開始までを完全自動化し、ジョブ段取り時間を約10分短縮

これにより、1日あたりの印刷ジョブ数が増加し、生産効率は最大25%向上。さらに「誰が操作しても同じ品質で印刷できる」点が、人材に限りのある現場においても安定した生産体制を支える要素となっている。

長期的パートナーシップが成長を支える

セジョンC&P社は、ROLAND機への定期的な設備投資を通じて、印刷技術の進化に応じた生産体制の強化を継続している。その一貫した戦略投資と、マンローランドとの信頼に基づく長期的パートナーシップが、同社の成長の根幹となっている。

強力な社内デザイナーチーム、熟練オペレーター陣、徹底した品質管理体制に、マンローランドの革新的な技術が加わることで、品質・生産性・環境対応すべてを高水準で両立する企業へと進化を続けている。

ROLAND 706 Evolutionは、損紙削減、作業効率、色安定、省エネなど、現代の印刷現場が直面する課題に対して明確な技術的解決策を提供するモデル。セジョンC&P社は、この機種の導入を通じて「目的を持って、力強く印刷する」というビジョンをさらに前進させ、商業印刷における新たなスタンダードを築きつつある。

この取り組みは、高品質印刷を軸に成長を目指す企業にとって、マンローランドの印刷機がいかに戦略的パートナーとなりうるかを示す好例となっている。

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