東京都製本工業組合 「事業承継ハンドブック」を作成 後継者世代を対象とした経営スキル習得と次世代育成を支援

東京都製本工業組合は、製本業界の次世代を担う後継者に向けた経営力向上のための実践的マニュアル「事業承継ハンドブック 次世代につなぐ製本業の承継・発展はじめの一歩」を作成した。これは、東京都中小企業団体中央会による「団体連携型事業承継支援事業」の採択を受け、2025年9月から2028年3月までの3事業年度にわたり推進される支援事業の一環としてまとめられたもの。

後継者視点に特化した経営マニュアル

同ハンドブックの特徴は、一般的な事業承継資料が「現経営者」向けであるのに対し、一貫して「後継者世代」を対象としている点にある。製本業界の後継者が事業承継に際して必要となる基礎的な財務知識や経営スキルを体系的に習得できる構成となっており、実務に即した経営力向上を目指す。

同資料は組合員全社へ配布されるほか、2026年2月に開校した「第1期 次世代経営者勉強会」の副読本としても活用される。

業界の持続的な発展と承継意識の醸成

今回の取り組みの背景には、製本業界における経営者の高齢化や後継者不在といった深刻な課題がある。3か年で総額6,000万円が投じられる同支援事業を通じて、組合員企業の経営基盤を強化し、業界再編も見据えた持続的な発展を図る。

同組合は、同ハンドブックの活用が後継者候補の育成を加速させるとともに、組合員企業全体における事業承継への意識醸成に寄与することに期待を寄せている。

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