徳島県・アイシコーが破産手続き開始

徳島県の㈱アイシコー(板野郡藍住町)は、11月20日、徳島地裁へ自己破産を申請し、26日に破産手続き開始決定を受けた。負債は約1億6,600万円。

同社は、関係会社の医療用紙製品の事業部として1984年に発足し、2004年11月に設立した印刷加工業者。薬袋を主体に、医療用紙製品の印刷加工を手がけ、2012年には関係会社の用紙販売部門を継承。関東、北陸、京阪神などまで営業エリアを拡大していた。しかし、医療記録の電子化が急激に進み、同業他社との競合が激化。主力製品の売り上げが落ち込んだほか、多品種少量生産の動きで採算性が悪化し、診療報酬の引き下げなどを背景とした医療機関からの値下げ圧力が強まるなどもあり、資金繰りも限界となり、9月18日までには事業を停止。自己破産申請の準備に入っていた。

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