【倒産情報】大栄印刷 続報・破産手続き開始決定受ける

兵庫県神戸市の大栄印刷株式会社は、11月12日、神戸地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は推定1億1,000万円。
同社は、1937年に創業した印刷業者。A1サイズからのオフセット印刷を得意とし、大手住設機器メーカーやカーナビメーカーからの取扱説明書などの受注をコンスタントに獲得していたほか、事務用印刷として各種封筒や請求書なども扱い、得意先の要望に応じた小ロット・短納期で対応していた。ペーパーレス化の流れを受け事務用印刷の需要が大きく低迷し、主力得意先の取扱説明書やマニュアルが2色刷から単色になったことで売り上げは減少傾向で推移。慢性的な赤字で債務超過に転落するなど厳しい資金繰りを強いられていた。主力得意先以外の販路拡大に注力するほか、経費削減に努めていたが奏功せず、先行きの見通しが立たないことから2025年8月25日までに事業を停止していた。

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