キヤノン 新開発「FLXfinish」テクノロジー搭載の64インチ対応UV硬化型大判プリンター「Colorado 1650」発売
![64インチ対応UV硬化型大判プリンター「Colorado 1650」](https://www.newprinet.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/colorado1650.jpg)
キヤノンマーケティングジャパンとキヤノンプロダクションプリンティングシステムズは、主にサイン&ディスプレイ市場を対象にした、64インチ対応UV 硬化型大判プリンター「Colorado 1650」を発売する。
なおキヤノングループは、2020 年よりオセのすべての製品をキヤノンブランドに統合し、商業印刷事業すべての分野でブランドを統一。キヤノングループ内における連携をさらに高め、商業印刷事業の成長に取り組んでいる。
このほど、主にサイン& ディスプレイ市場を対象とした、64 インチ(約1.6m 幅)ロールto ロールプリンターの新製品として、1台でグロス/マット仕上げを可能にする「FLXfi nish」を搭載した「Colorado 1650」 を発売することで、プロダクションプリンティング事業の強化・拡大を進める。
![「FLXfinish」テクノロジー](https://www.newprinet.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/flxfinich-「FLXfinish」テクノロジー.jpg)
大判印刷においては早くからインクジェットの導入が進んでいるが、インクジェットテクノロジーにおいては、生産性がデジタルシフトのボトルネックになっている。
「Colorado 1650」 は、新開発の「FLXfi nish」テクノロジーにより、インクの硬化タイミングを制御することで、グロス調とマット調の2つのモードのプリントを一台で可能にした。また「UVgel(ユーブイジェル)」テクノロジーはグロス調の最高速モードで毎時159㎡、高品質モードで毎時40㎡、マット調では最高速モードで毎時46㎡、クオリティーモードで毎時27㎡を実現している。
![出力事例(バックリット)](https://www.newprinet.co.jp/wp-content/uploads/2020/01/backlit-バックリット_2.jpg)
低温でのLED 硬化により熱に弱いとされるフィルムや糊付き塩化ビニル、壁紙などへの出力に加え、従来のインクより柔軟性を185% 向上させたことで、さらに多彩なメディアへの対応を実現。エコソルベントやラテックスプリンターに比べ、最大40% のインク使用量の削減を実現する。
同製品は、サイン& ディスプレイの屋内外向け広告印刷や、壁紙や床装飾など産業印刷向けに販売していく。