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ポストプレスブック2021:FFGS ワイヤーステッチングヘッドでトップのホーナー

2021.8.10

工具不要でセットアップする高性能中綴じ機

 

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HSB 13.000シリーズ  最大13,000rphの生産性 フルオートセッティングタイプ

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HSB 9.000シリーズ 最大9,000rphの生産性 セミオートセッティングタイプ

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HSB DIGI-FS8 輪転型デジタルプレスとのインライン接続が可能なロール紙、シート紙兼用のハイブリッドタイプ

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社(FFGS)が扱うドイツ・ホーナー社製の中綴じ機は素早いジョブチェンジが可能で、小ロットにも対応する。
ホーナー社は1930年創業の機器メーカーで、中綴じ機で使われるワイヤーステッチングヘッドの世界トップシェアを持つ。ハイデルベルグやホリゾン、デュプロなど世界15メーカーにOEMで供給。2008年から中綴じ機の販売を本格的に開始した。
FFGSが国内で取り扱う製品は、セミオートの『HSB 9.000』、フルオートの『HSB 13.000』、デジタル印刷にも対応する『HSB DIGI-FS9』。今回、常設した『HSB 9.000』は縦積みフィーダー5鞍、平積みフィーダー2鞍の丁合構成で最速9,000回転、A6~B4に対応する。
ホーナー社中綴じ機は他社の半分程度の時間でジョブの切り替えを可能にした。HSB 9.000、DIGI FS-9はオレンジ色でトリマー、ステッチャー、フィーダーの各ユニットの調整箇所を可視化するとともに、工具不要でセットアップ作業が完了する。HSB 13.000はフルオートのセッティングで1度ジョブを登録すれば5分以内でジョブを切り替える。
ステッチングヘッドは部品からの自社開発のため、耐久性、信頼性が高い。通常、ステッチングヘッドは約1年程度でのオーバーホールが必要となるが、ホーナー社製は2~3年が一般的。ユーザー側での分解整備も可能となっている。
フィーダー部はドラムから搬送チェーンまでの距離が短く、掛け落ちしにくい設計。落丁によるチョコ停を低減している。とくに小口が短い丁合時に効果が顕著に表れる。
トリマー部の搬送はタイミングベルトで冊子を上下プレス搬送し、ベルトを一旦停止して断裁するため、断裁位置が常に安定している。また、搬送ベルトの回転による擦れ、傷の発生が抑えられる。
操作パネルにはアイコン式カラータッチパネルを採用。指示内容をビジュアルで特定でき、操作性にも優れている。
ライン構成は縦積みフィーダー、平積みフィーダーの組み合わせが自由で、1鞍単位での選択や設置後の増設も可能。縦積みフィーダーは過積載による印刷物の汚れが発生しにくい。
オプションの折丁残量モニター機能はフィーダーに積載されている折丁の残量が少なくなると、第一アラームでフィーダーのイルミネーションを点滅。第二アラームで機械の回転数を自動で下げて、オペレーターに折丁の追加を促す。折丁が積載されると自動で元の回転数に戻る。積載が間に合わずに発生するミスフィードにより機械を停止させ、リスタートを繰り返す無駄な作業がなくなる。
このほかオプションではノーム社をはじめとするスタッカーや、表紙フィーダー、折丁フィーダーの検査カメラ、富士機械製の自動包装機と連携。とくにノーム社製のセパキャリトリムの接続で落丁をはじめ、三方断裁の曲がり検知が可能になる。

 

【富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社】
http://ffgs.fujifilm.co.jp/

 

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