矢野経済 デジタル印刷市場調査、震災BPO需要一巡も2020年に前年比1.6%増を予測

デジタル印刷市場規模の推移・予測
デジタル印刷市場規模の推移・予測(クリックすると図が拡大します)

矢野経済研究所は、国内のデジタル印刷市場を調査し、各カテゴリの動向や参入企業動向、将来展望を明らかにした。震災関連のBPO需要が一巡したが、POD市場などの拡大で、2020年の市場規模は2019年比(予測)で1.6%増を見込んでいる。

国内デジタル印刷市場規模(事業者売上高ベース)は、2017年度が前年度比2.5%減の3,152億7,500万円、2018年度は同0.5%減の3,136億4,900万円となり、市場は減少が続いている。2011年度から2012年度にかけての市場拡大の要因となった震災関連の大型BPO案件規模が、2017年度以降の2年間で急速に縮小したことがその背景にある。

同調査では依然として震災関連のBPO案件の規模縮小は続くが、その縮小幅は小幅になる見込みで、DPS市場は増加に転じる見通しと予測。一方で、POD市場では、フォトブック市場が低価格サービス拡大による端境期を過ぎ、再び成長率は拡大しており、またオフィスコンビニ市場も増加すると見ている。

資料名:2019 デジタル印刷市場の展望と戦略

発刊日:2019年07月31日

体裁:A4 301ページ

定価:150,000円(税別)

関連記事

最新記事