【インタビュー】ショーワ:長場敬太社長 顧客に寄り添い課題解決の総合支援 「SHOWA会の”つながり”」が「お客様のメリット」を追求
昭和3年の創業以来、印刷会社に最も近いパートナーとして歩み続けてきた株式会社ショーワ。技術革新の波が加速し、印刷機材商社の役割が「機材販売」から「課題解決の総合支援」へと広がる中で同社は、ユーザー会「SHOWA会」を軸に、技術・ビジネス両面で価値ある情報を提供し続けている。2年後の創業100周年に向けて長場敬太社長に2025年の振り返りと2026年の展望を伺った。
2025年の振り返り―
デジタル印刷が加速
2025年は、原材料価格改定の影響で消耗品の数量に変動がありました。一方で設備投資は引き続き堅調で、特にデジタル印刷機への関心が強い傾向にあります。ショーワでは、補助金申請をサポートできる営業担当が情報収集を行い、お客様の最適な設備投資を後押します。お客様の挑戦を支え、営業担当者が伴走しながら最適な投資判断を支援しています。
その中でお客様の事業拡大に貢献できる新しい商材の拡充に取り組んできました。印刷会社は周辺ビジネスへ領域を広げる動きが強まっています。IT関連設備やデジタル印刷機への需要は確実に増えています。
ショーワの強みユーザー会「SHOWA会」
SHOWA会の2025年は「推し活ビジネス」をテーマにしたセミナーが好評でした。会員以外からも参加希望が寄せられ、工場見学会では会員企業のリアルな現場を知る機会となりました。会合で顔を合わせていても、実際のビジネス内容は見えにくいので見学会は〝気づき〟が多く、会員同士の理解が深まる場になっています。
こうした活動の成果として、SHOWA会の会員数は92社へ増加しました。現在は3代目・4代目の若い経営者が中心となっています。時代に合ったビジネスを模索する意識が一段と強くなっています。
SNSで情報は得られても、最終的な決断は〝人と会って話す〟ことです。SHOWA会は年間5回のセミナーを開催しています。その価値を提供できる場として、今後も進化させていきます。常にアンテナを張り、情報過多の時代にある中で一歩進んだ提案が重要です。営業チームでは各種展示会で情報を収集し、お客様への提案活動を強化しています。
デジタル印刷の新たな共通項は〝提案型〟へ
直近では昨年12月11日に開催した第44期の第1回SHOWA会セミナーで「逆境を力に変える経営術~印刷業界に希望を灯す挑戦~」をテーマに株式会社千葉印刷代表取締役柳川満生氏を講師に迎えました。オンデマンド機の導入により小ロット多品種型のビジネスへ転換した提案型営業による成功体験について解説されました。
セミナーで柳川社長はオンデマンド印刷機関を導入した狙いについて『小ロットの領域は、大手印刷会社が構造的に取りにくい市場です。裏を返せば、そこにはまだ十分に市場が開いている余地があります。だからこそ、参入したいと考えました。売上1億円は簡単ではないかもしれませんが、1000万円規模であれば十分に狙えるのではないでしょうか』ということを述べられました。また『比較的シンプルな提案でも、きちんと利益が出る。それがオンデマンドや小ロット案件の魅力と感じています。オンデマンドやインクジェットに限った話ではなく、通常のオフセットでも同じことが言えるのではないでしょうか』と手応えを語っています。
2026年の重点テーマは〝お客様のメリット〟を突き詰める
印刷機材商社であるショーワの強みは、特定の機器にとらわれず、お客様が求める製品やサービスを提供できることです。そのためにもお客様に寄り添って、課題を把握することが大切です。まずはお客様からお困り事のご相談をして頂けるような信頼関係づくりが大事かと思います。
そして、2026年の課題は取り扱い商材の幅を広げることです。お客様は様々な戦略を立てています。そこに寄り添ったお役立ちを考えていく必要があります。そのためにも新しい事業に結びつけられる情報提供やセミナーを企画しつつ商材情報の収集に力を入れていきたいと考えています。
お客様のメリットになることを突き詰めることがショーワの一番の強みです。新商材の提案、IT・AI・自動化の提案、SHOWA会の活動はすべて「お客様の成功」に直結する取り組みです。創業100周年に向かって、ショーワはこれまで以上に印刷会社に最も近い存在として顧客をサポートし続けていきます。
私たち印刷機材商社の期待される役割は少しずつ変化しています。その期待に沿えるよう今年もショーワ一丸となって皆様のお役立ちにまい進して参ります。本年もどうぞよろしくお願い致します。
- 株式会社ショーワ
- 長場敬太社長
- 東京都千代田区西神田2丁目7番8号
- https://www.showa-corp.jp/

