TOPPANホールディングス TOPPANデジタル、「第4回量子コンピューティング EXPO【秋】」に出展

TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANデジタル株式会社は、10月25日(水)から27日(金)に幕張メッセで開催される「第4回量子コンピューティングEXPO【秋】」に出展する。

「量子コンピューティングEXPO」は、新素材・新薬などの研究開発、人員配置など組合せの最適化、セキュリティ・暗号の強化、AIへの活用など様々なシーンで活用できる量子コンピューティング技術が幅広く出展される総合展示会。TOPPANデジタルブース(小間番号9-2)では、企業や研究機関と連携して取り組んでいる量子コンピューティング技術や耐量子計算機暗号(以下 PQC)技術をはじめとするセキュリティ向けの研究・開発内容と、量子人工知能、材料開発・評価手法などの共同研究を中心に紹介している。

TOPPANデジタルのブースイメージ 

TOPPANデジタルは量子コンピューティング技術をセキュリティや材料開発など、様々な分野へ活用し、「DX(Digital Transformation)」と「SX(Sustainable Transformation)」によってワールドワイドで社会課題を解決するリーディングカンパニーとして、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指す。

・主な展示内容
(1)量子技術の社会実装俯瞰図
量子技術に関連したハードウェアやソフトウェア、用途、社会実装の分野などについて、TOPPANグループとしてどのようにとらえているのかを紹介する。

(2)耐量子計算機暗号に対応したプライベート認証局の構築と実証
TOPPANデジタルと国立研究開発法人情報通信研究機構、ISARA Corporationの3者は、「量子セキュアクラウド技術」の取り組みの一環として、耐量子計算機暗号(PQC)対応のプライベート認証局を構築。電子証明書の発行機能とPQC搭載のICカード「PQC CARD」との連携を通した改ざん検知機能を実装し、電子カルテデータへのアクセス制御実証に成功している。本成果を活用し、さらなるPQCの利用拡大を目指した取り組みについて紹介する。

(3)大阪大学との材料開発・評価手法に関する共同研究
大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)水上渉准教授と材料開発・評価に有用な量子アルゴリズムの研究を進めている。今回、本共同研究の概要をパネルで紹介する。

(4)東京大学との量子AI(人工知能)に関する共同研究
東京大学素粒子物理国際研究センター(ICEPP)寺師弘二准教授と、過剰パラメータ化に焦点を当て、量子AIの学習の精度向上を目指し、共同研究をしている。今回、本共同研究の概要をパネルで紹介する。

(5)人・ロボット共生社会に向けた量子技術とエッジAI技術の融合
全体最適化を行う量子コンピューティングと、現場で即座に対応できるエッジデバイス用AIが相互に補完することで実現する人・ロボット共生社会に向けた取り組みについて紹介する。

(6)量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)への参画
TOPPANホールディングスが参画している一般社団法人量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)について紹介する。

<「第4回量子コンピューティングEXPO【秋】」開催概要>
会期:2023年10月25日(水)~27日(金)
開場時間:10:00~18:00 (最終日のみ17:00終了)
会場:幕張メッセ
サイトURL
https://www.nextech-week.jp/autumn/ja-jp/visit/qc.html

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