【ミリアド】印刷物の効果測定、できていますか? 「紙の価値」を見える化する3つの方法
株式会社ミリアドは、「誰でも」「簡単に」「すぐに使える」ことを重視したサービスを開発している。ノーコードツール「キュリア」は、キャンペーンや応募フォーム、スタンプラリーなどを最短1分で作成可能。QRコードやNFCなど多様な配信手段に対応しており、効果測定まで一括管理できます。複雑な仕組みをなくし、誰にとっても使いやすい“新しいスタンダード”を目指している。同社から届いた印刷物の効果測定を簡単に実現する3つの方法について紹介する。
はじめに
「このチラシ、実際どれくらい見られているのだろう?」
こうした質問をお客様から受けた経験がある印刷会社の方も多いのではないでしょうか。
印刷物を使ったプロモーション施策は、配布後の効果が“見えにくい”という課題がある一方で、「だからこそ何となくやり過ごしている」という現場の声もよく耳にします。
しかし、今後印刷業界が提案型ビジネスへとシフトしていくためには、「効果を見える化する力」が不可欠です。
紙媒体でも、ちょっとした仕掛けを加えるだけで、具体的な反応データを取得することが可能です。
今回は、印刷会社が“紙の価値”を数値で示すために活用できる、3つの効果測定方法をご紹介します。
1.なぜ効果測定が必要なのか
チラシやDMを配布するだけでは、もはや広告主の満足度は得られない時代になってきました。
特にデジタル広告では、クリック数やコンバージョンなどがリアルタイムで計測され、それに基づいて予算配分を最適化する動きが主流です。
そうした状況の中、印刷物も“数値で語れる”施策であることが求められています。 効果測定を導入することによって、
- ・「印刷の成果」を具体的に提示できる
- ・継続的な提案につなげやすくなる
- ・クライアントに信頼される関係を構築できる
というメリットが生まれます。
2.印刷物の効果測定3つの方法
■DMに返信はがきをつける
もっともシンプルな方法として、DMに返信用のはがきを同封する手法があります。
資料請求やキャンペーン応募、アンケート回答などの仕組みを設けることで、どれだけの人が反応したかを具体的に把握できます。 手間はかかりますが、物理的に「届いた」「返送された」というアクションの数がわかるため、信頼性の高いデータを得ることが可能です。
■電話番号をエリア別に使い分ける
印刷物に記載する問い合わせ先の電話番号を、配布地域やターゲット層ごとに分けて設定する方法もあります。
たとえば、Aエリアは03-XXXX-0001、Bエリアは03-XXXX-0002というように番号を分けておけば、「どの地域からの反応が多かったか」を後から簡単に集計できます。
とくにエリアごとに広告効果を比較したい場合に効果的な手法です。
■QRコードを活用する
スマートフォンの普及により、QRコードの活用はますます一般的になっています。
印刷物にQRコードを掲載し、読み取り回数を集計すれば、どれだけの人がチラシやDMに興味を持ったかを可視化できます。
さらに、QRコードを「ただの白黒コード」で終わらせず、背景画像付きのデザインQRにすることで、視認性を高め、ブランドとの親和性も確保できます。
視覚的なインパクトがある分、読み取り率の向上も期待できます。
3.効果測定は印刷会社が主導するべき
ここで重要なのが、「効果測定はクライアントではなく、印刷会社側で主体的に行う」という点です。
クライアントに任せきりにしてしまうと、せっかくの反応データが印刷会社に集まらず、次回提案の材料や数値的根拠が得られないまま施策が終わってしまうこともあります。
印刷会社が主導で効果測定を行うことで、
- ・数値に基づいた説得力のある提案ができる
- ・印刷物の価値を客観的に説明できる
- ・継続的な施策を前提とした関係が構築できる
といったプラスのサイクルが生まれます。
4.効果測定を簡単に実現できる「キュリア」
効果測定の仕組みをゼロから構築するのはハードルが高いと感じるかもしれません。
そんな時に活用したいのが、株式会社ミリアドが提供するノーコードツール「キュリア」です。
キュリアは、印刷物と連携できるスマートフォン向けコンテンツの作成が誰でも簡単に行えるクラウドサービスです。
例えば、
- ・QRコードの読み取り回数を自動でログ化
- ・抽選やフォーム、スタンプラリーなど20種類のスマホコンテンツと連携
- ・オリジナル画像を背景に設定できる「デザインQR」も作成可能
- ・クラウド型で、仕様変更にも即対応
といった特徴があり、印刷物にデジタル要素を加えることで、効果測定の導入ハードルを大きく下げることができます。
印刷物を配布したその後を追跡し、反応を数値で示すことができる。
それこそが、今後の印刷会社に求められる新しい価値です。
▶「キュリア」のサービスサイト:https://qlear.net
5.実例紹介:印刷物の価値を再確認できた事例
ある地域の商店会イベントにおいて、デジタルスタンプラリーを活用した企画が実施されました。
印刷会社が提案したのは、スマートフォンと連動するデジタル施策「キュリア」の導入です。
商店会長からの相談をきっかけにスタートしたこの企画は、最初は一商店会での予定でしたが、好反応を得て最終的に6商店会合同での実施に発展しました。
紙媒体とデジタルを組み合わせたこの取り組みでは、抽選応募者300名以上、チラシのPV数は6,000を超え、印刷部数の約半数に達するなど、目に見える効果が得られました。
『紙の効果に対する数値的な根拠ができたことで、当社としても今回の企画に対して「やって良かった」という確信が持てました。
デジタルと紙の、それぞれの良さを上手くクロスできたことが、今回の成果につながったと思います。』
『効果の測定ができると、その結果を元に次の企画への改善ができるようになります。今回の結果を受けて「紙の可能性」がまだまだあるなと実感することができましたので、今後も紙とデジタルを活用して新たな実績を積み重ねていきたいと思っています。』
といった印刷会社さんからのお言葉をいただいています。
関連リンク:効果測定によって紙媒体の価値を再認識!| キャンペーン支援ツール「QLEAR(キュリア)」
6.まとめ
紙媒体は、デジタルにはない魅力や伝わり方を持つ一方で、従来は効果測定が難しいという印象がありました。
ですが、現在はITツールを活用することで、新たな付加価値をプラスしながら、手軽に始められる測定手段が整ってきています。
「届けるだけ」から「反応までを測る」へ。
これからの印刷会社は、印刷物を通じてクライアントの成果にまで貢献する存在が求められています。
ぜひ、今回ご紹介した手法を参考に、紙の価値を“見える化”し、次の提案へとつなげてください。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
【会社情報】
株式会社ミリアド
本社:東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス17F
電話:
HP:https://www.miliad.co.jp/