ホリゾンは11月24日から28日まで、東京ビッグサイトで開催されたIGAS2022で、“つながる Factory Automation”をコンセプトにデジタル印刷機や検査装置、搬送システムなど他の出展ベンダーとの連携を含めた全21システムを披露した。

過去最大のスペースを確保したブースには、SCREENや富士フイルム、リコー、コニカミノルタ、キヤノン、ミヤコシ、理想科学工業、リョービMHIグラフィックテクノロジー、ダックエンジニアリングと連携したシステムが並んだ。例えば富士フイルムブースの粉体トナーによるB2判枚葉デジタル印刷機で印刷された刷本がAGV（自動搬送ロボット）によりホリゾンブースのシートカット装置 SmartStackerに移動。SmartStackerはダックエンジニアリングの検査装置が組み込まれており、カット後の検品作業までを自動化している。

ホリゾンでは生産労働人口の減少に伴う労働力の不足と労働コストの上昇、エネルギー・資材価格の高騰による資材コストの上昇など、印刷現場を取り巻く課題の解決に向けた自働化、省力化を提案している。今回のIGAS2022ではスマートファクトリーを切り口に、具体的な形でシステムに落とし込み、実演した。

ブースでは機器間の連携に加え、ホリゾンのポストプレスワークフロー『iCE LiNK』と、MISやプリプレスワークフローとの接続も提案。印刷工程の上流から加工までのデジタルワークフローの流れを体感できた。