【page2019】ホリゾン 「つながる時代」、可変対応の書籍製本披露

ホリゾンはpage2019で、“「つながる時代」コミュニケーション力が機械にも求められています”をコンセプトに、実演を交えてワークフロー時代に最適な製本機器を紹介する。

最新製本システムとしては、多品種・小ロットやバリアブル生産に対応するデジタル印刷向け書籍製本システム『Smart Binding System』や、ペラ丁合鞍掛け中綴じ製本システム『StitchLiner MarkⅢ』、オンデマンド対応自動無線綴機4クランプタイプ『BQ‐480』を中心に出展。自動化技術で実現する多品種少量生産と、短いプリセット時間で受注機会を逃さない製本ソリューションを展開する。

『Smart Binding System』は、仕上がりサイズに合わせた効率的な面付けを可能にする。紙折り機AFV‐56シリーズで折り加工を行い、BBS‐40で折丁に仮糊付けし、ブックブロックを作る。その後、ブックブロックは本身給冊装置BBF‐480から、製本機BQ‐480に自動投入され、製本、三方断裁までの流れを可能にする。製本機への自動投入など、効率化を推進する機器構成が今後の製本市場の可能性を拡げる。

実演はAFV‐56シリーズ+BBS‐40+EL‐480+BBF‐480+BQ‐480+HT‐80のシステムで紹介する。

『StitchLiner MarkⅢ』はホリゾン独特のソフト制御により、厚みの異なる冊子に応じて各部を自動で調整、作業を中断することなく安定した高品質な製本を可能にした。用紙搬送、筋入れ折り、針金長さの調整、冊子折り、断裁前の位置調整など、全ての加工で精度、品質、効率を向上している。

生産性は、A4S綴じ冊子が最高6,000冊/時、A4E綴じ冊子が最高5,300冊/時を実現。(製本速度は紙質や紙の厚さによって異なる)

自動無線綴機4クランプタイプ『BQ‐480』は、1冊ずつ厚みの異なるバリアブル製本を最高で時間800冊処理することが可能。独自のソフト制御により、厚みに応じて糊の塗布量やニッパー高さを自動で調整する機能を備え、より簡単に安定した高品質の製本を可能にした。

このほか、MIS(経営情報システム)との相互連携やプリプレスからのセット情報取得の機能を兼ね備えたポストプレスワークフローシステム『pXnet』や、油圧断裁機『APC‐610』、ロータリーダイカットシステム『RD‐4055』、筋入れ折機『CRF‐362』、シートカット&クリーサ『SmartSlitter』などを出展する。

シルクスクリーンコーナーでは、Tシャツくんダイレクト製版機『TPS‐11』、Tシャツくんワイド印刷機、Tシャツ用手動プレス機『TP630M』などを紹介する。

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