矢野研 2017年度のパッケージ印刷市場0.3%増見込む

矢野経済研究所が発表した「パッケージ印刷市場に関する調査」によると、2015年度の国内パッケージ印刷市場規模(事業者売上高ベース)は1兆3,392億3,500万円、前年度比1.3%増となった。軟包装分野が拡大推移する中で、紙器分野も 2015年度は微増で推移している。 2016年度も軟包装分野は引き続き拡大、紙器分野もほぼ横ばいで推移する見通しで、2016年度のパッ ケージ印刷市場規模は1兆3,526億円、同1.0%増となる見込みである。また 2017年度の同市場規模 は1兆3,570億円、同0.3%増と予測する。

軟包装分野のパッケージ印刷は、近年拡大基調にある。2015年度も依然コンビニエンスストア向けが 好調に推移し、PB品の増加も含め、食品・菓子向けの需要が概ね拡大したことで、市場規模は更に拡 大している。紙器分野のパッケージ印刷も漸減している需要分野がある中で、2015年度はプラス要因が 複合的に影響し、市場規模は微増で推移、2016年度もほぼ横ばいで推移する見通しで、好調な需要を 背景に一定の市場規模を維持している。

 
資料名:「2017年版 パッケージ印刷市場の展望と戦略」
発刊日:4月28日
体 裁:A4判348頁
定 価:150,000円(税別)
 
【矢野経済研究所】
http://www.yano.co.jp/

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