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日本デザイン振興会 「2022年度 東京ビジネスデザインアワード」で企業からのテーマを募集中

東京都内の中小製造業活性化策として東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会が企画・運営を行う「東京ビジネスデザインアワード」は、6月22日まで、2022年度の企業からのテーマを募集している。
なお、テーマ 募集に関する企業向け応募相談もオンラインで実施する。日時は5月16日~6月15日までの間(1件当たり15〜20分/応募相談申し込み:tokyo design@jidp.or.jp)。

「東京ビジネスデザインアワード」は、企業から募集した「テーマ」を活用した新規用途開発やビジネス全体のデザイン提案をデザイナーから募る ”企業参加型” のデザイン・事業提案コンペティション 。 2012年にアワード事業を開始して以来、企業テーマとしてこれまで採択されてきた中小企業の「技術」「素材」は 110 件以上、それに対してのデザイナーからの提案数は延べ1300件以上に上り、マッチングからは20件以上の実現化と協働事例が生まれている。


「東京ビジネスデザインアワード」のコンペの流れは、中小企業から募集した「 テーマ 」は、デザイナー、バイヤー、弁理士などの専門家で構成する審査委員会による審査を経て7〜10 件程度を選定。その後、「テーマ」として選定された企業の「技術」「素材」などに対して、広くデザイナーより提案を募り、企業の「テーマ」とデザイナーの提案のマッチングを実施する。マッチング成立後は、実現化に向けての協働がスタートし、プレゼンテーション方式の最終審査を経て、その年の最優秀賞・優秀賞を決定する。
「テーマ」に選定された企業に対しては、アワード終了後も1年間継続して審査委員と事務局が知財戦略などのアドバイスなどを提供。それにより、事業提案の実現を通じた中小企業のものづくり、新規事業の実現をサポートしていく。

参考として、2021 年度のアワードでは、企業テーマ数12 件に対し、デザイナー提案数 155 件、マッチング テーマ賞 11 件だった。
最優秀賞は、提案名『特殊印刷加工技術を応用したプロダクトと実験ブランド開発内容:特殊印刷加工技術の研究・発信ブランド 「 印刷加工実験室 」』(提案者:クリエイティブディレクター デザイナー 歌代 悟氏 )で、企業テーマ『広色域の印刷表現と立体的質感を表現する「 印刷技術 」』(企業:株式会社 新晃社)だった。

2021年度の最優秀賞


<「2022 年度 東京ビジネスデザインアワード」企業応募概要>
応募資格:東京都内の中小企業または個人事業主
賞・賞金:最優秀賞1件 副賞=賞金 100 万円(企業/デザイナー各 50 万円)
     優秀賞 2件 副賞=賞金 20 万円(企業/デザイナー各 10 万円)
     テーマ賞 各テーマにつき1点(審査の結果「該当なし」となる場合がある)
応募費用:無料 *交通費、郵送費、通信など参加にかかる実費は応募者負担
募集期間:6月22日(水)まで *当日消印有効
応募方法:Webサイトよりダウンロードした募集要項・応募用紙に必要事項記入。
     必要の事項記入、必要書類を添付し、東京ビジネスデザインアワード事務局に郵送。

東京ビジネスデザインアワード事務局(公益財団法人日本デザイン振興会内)
  〒107 6205 東京都港区赤坂 971 ミッドタウン・タワー5階
  Tel. 03-6743-3777 / メール tokyo design@jidp.or. jp
  「東京ビジネスデザインアワード」Webサイト https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html

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