ホリゾン 3年ぶりに科学技術館で展示会、スマートソリューションフェア で紙製ファイルのワンパス加工、上製本下固の自動化などスマート加工機器を一堂に~5月20日まで開催中

ホリゾン・ジャパンは5月20日まで、東京・丸の内の科学技術館で『ホリゾン・スマートソリューションフェア 2022 in 東京』を開催している。

3年ぶりの開催となる科学技術館でのホリゾンの展示会では入口左手に、今回の注目製品の一つとなる『ロータリーダイカットインライン折機システム』を展示。紙製ファイルをワンパスで加工するもので、型抜きから折り、糊付けまでの工程を実演している。4月から施行されたプラスチック資源循環促進法により、資料をまとめるファイルとして、樹脂製のクリアファイルから紙製ファイルへの切り替えを発表する企業もある中、来場者の高い関心を集めていた。

紙ファイルをワンパスで加工するロータリーダイカットインライン折機システム
下固を自動化する上製本下固対応書籍製本システム

会場では自動化に適さないとされてきた多品種・小ロットの上製本生産の課題に対する解決策として『上製本下固対応書籍製本システム』も提案している。無線綴じ機『BQ-500』に見返し貼り付け装置と寒冷紗供給装置を連結させることで、本身への見返し貼りと寒冷紗を使用した上製本の下固製本を自動化する。寒冷紗は本身の厚みによってサイズが可変できるので、バリアブル製本を可能にしている。

また、『菊判全判クロス折機+ロボットパレタイズシステム』は、ロボットパレタイズでワンオペレーションを実現するもので、協働ロボットが折機から搬出された折丁をパレットに積載する。オフセット印刷機のデリバリー部から折機の給紙部にAGVが運ぶラインが可能になれば、印刷後からパレタイズまでの完全自動化が可能になる。

協働ロボットでパレタイズを自動化
リコーのPOD機とシートカット・検査・スタックをインライン化

このほか会場ではリコーのPOD機とシートカット・検査・スタックの装置がインラインで連結したラインも披露。印刷されたカードがカットされ、スタックするまでを自動化している。

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