ブルーノ・ミューラー氏来日製本機器の“デジタルレディー”を強調

 DSC_0496 ミューラー・マルティニジャパン㈱は、IGAS2015会期中の9月11日、東京ビッグサイト会議棟で、ミューラー・マルティニグループCEOのブルーノ・ミューラー氏の来日に伴い記者会見を開いた。

  ミューラーCEOは記者会見で印刷製本業界の概況を説明した後、「印刷、特に従来型の印刷市場は縮小している。読者や広告主に高い価値を示すことが印刷を元気にするには必要。コンテンツの品質あるいは外観がさらに重要性を増してくる」と述べた。また、そのために柔軟な生産体制の構築が求められ、ミューラー・マルティニでは「デジタルレディー」を掲げて、デジタル印刷との連携を強化。IGASでもユニットが独立駆動するモーションコントロール技術を備えた無線綴じ機「アレグロ」、小型無線綴じ機「バレオ」を出展していることを強調した。また、drupaが3年周期になったことで、「drupaに合わせた開発はしない。市場の動向に合わせた開発サイクルを考えている」との考えを明らかにするとともに、今後の製本技術について「違うタイプの製本形態が次々と出てくる機械が求められるだろう」との観測を示した。(詳細は旬刊プリテックステージニュースで)

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