パーソルイノベーション 副業マッチングサービス『lotsful』、地域別の副業実態調査を全国1,981人に実施 副業人材の受け入れは地方も積極的

総合人材サービス、パーソルグループのパーソルイノベーション株式会社lotsful Company(東京都港区)が運営する副業人材マッチングサービス『lotsful(ロッツフル)』は、自治体・官公庁/企業の⼈事、経営企画、経営者部門の方を対象に、地域別副業実態調査を実施した。

■調査結果

▽副業解禁は、全国で半数を上回る
全国の自治体・官公庁/企業の⼈事、経営企画、経営者部門の方を対象に、

「あなたが所属する企業・団体では、従業員や職員の副業を解禁していますか」と尋ねたところ、「はい」の回答は52.9%となった。全国的に見て、副業を解禁している企業・団体が約半数であることが分かる。また、地域別でみると、四国地方(57.1%)、近畿地方(55.7%)、関東地方(55.3%)、中部地方(55.0%)、において副業解禁率が全体よりも高いことが分かる。

※47都道府県別の詳細は文末の参考データを参照。

▽副業人材の受け入れは全国で約4割

「あなたが所属する企業・団体では、外部の副業人材の受け入れを行っていますか」と尋ねたところ、「はい」が36.5%。「いいえ」が56.6%となった。受け入れを行っている企業・団体は、全国で約4割となっている。地域別では、近畿地方(40.1%)、四国地方(40.8%)、関東地方(39.6%)の順に副業人材の受け入れ率が高い結果になった。

さらに、都道府県別でランキングにすると、1位は長崎県(66.7%)、2位は茨城県、栃木県、徳島県、高知県が同率(50.0%)、3位には愛媛県(47.1%)となり、四国は3県が上位3位にランクインした。

▽依頼している業務は自治体・官公庁/企業によって様々

「あなたが所属する企業・団体では、副業人材にどのような業務を依頼していますか」と尋ねたところ、自治体・官公庁では、システム開発(28.6%)、広報(22.9%)、製造・生産・品質管理、商品企画・開発、物流・配送、研究開発、まちおこし・地域おこし、DXがそれぞれ20%となった。一方、企業では、販売・営業、WEBデザインの回答が最も多くそれぞれ20.8%になった。次いで、経営企画・総務・経理(18.9%)、製造・生産・品質管理(18.3%)となった。

▽副業受け入れの効果を感じるポイントは、自治体・官公庁/企業ともに“はたらき手の確保

「あなたが所属する企業・団体では、副業人材を受け入れることでどのような効果がありましたか」と尋ねたところ、自治体・官公庁では、「人材不足の解消」が最も多く42.9%となった。次いで、「自社・自団体にない専門技術や知識の獲得」で40.0%。企業の回答を見てみても、最も多かったのは「人材不足の解消」となり、次いで「人件費の削減」で26.4%だった。

参考データ

副業人材の受け入れを企業よりも積極的に行っている自治体は“神奈川”と“大阪”

都道府県別の副業人材受け入れ率は下記の通り。また、副業人材の受け入れを企業よりも積極的に行っている自治体(副業人材の受け入れを行なっていると回答した「自治体・官公庁在籍者」の比率が「企業在籍者」の比率を上回った自治体)は、神奈川県と大阪府となった。

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