ハイデルベルグ社 スピードマスターCX104の1,000台目がスウェーデンのパッケージ印刷会社へ

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スピードマスターCX104はハイデルベルグの新しいユニバーサルマシンであり、すべての商業印刷およびパッケージ印刷要件に対応している

ドイツのハイデルベルグ社は、スウェーデンのパッケージ印刷会社ガフスカートン社に、2021年の夏に発表した新たなスピードマスターCX104の1,000台目が導入れたことを発表した。

1947年にカートンサプライヤーとして設立したガフス社は、現在、22名の従業員を擁し、400万ユーロ以上の売上を上げている企業。導入されたスピードマスターCX104-6+Lは、新開発のコーティングユニットを備えたPush to Stopテクノロジーを搭載したモデルで、スープラセッター106プレートセッターと共に2021年12月に搬入された。

ハイデルベルグのプロダクトマネジメント責任者シュテファン・ハーゼンツァールは、「今年の夏の世界同時発表前から、500台以上の印刷ユニットのご注文を頂いていましたが、さらにその数は3カ月間で2倍になりました」としている。

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2021 年夏に発表されたハイデルベルグのスピード マスター CX104 の1,000 台目が、スウェーデンのパッケージ印刷会社ガフスカートン社に12 月に 納入された。(左から右:ハイデルベルグセールスマネージャーのラース・リンドバーグ氏、ガフスカートン社オーナーのラッセ・スヴェード氏、アニール・アンヴィク氏、ハイデルベルグスウェーデンのオスカー・ルネソン・ステンマーク氏)

導入したガフス社は、スウェーデンの様々な業界の顧客向けに折り箱を生産しており、すべての印刷資材とソフトウェアが数年にわたって供給されるサブスクリプションスマートコントラクトによって、機器投資を補完している。この契約により、パッケージ印刷向けのすべての主要な機能が含まれるプリネクトプロダクションマネージャーを使用することになる。

例えば、素早く簡単な面付けができ、一般的なパッケージフォーマットが利用可能なCADソリューションがある。プリネクトワークフローが生産に関連するすべてのデータを提供し、信頼性の高い一貫した高品質の製品を生産することができる。生産のデータはプリネクトにフィードバックされることで、常にパフォーマンスの全体像を把握することが可能となる。

新しい印刷機は、ガフス社のスピードマスターCD102の入れ替えで導入された。

ガフス社のオーナーの一人、アニール・アンヴィク氏は、投資の決め手について、「デジタルか、あるいはオフセットどちらを選択するかを精査して比較していましたが、スピードマスターCX104が市場に登場したことで結論がでました。ワークフローへの統合による前準備時間と品質管理の大幅な改善により、会社全体のメリットと進歩に非常に自信を持っています」と述べている。

また、ガフスカートン社のもう一人のオーナーであるラッセ・スヴェード氏は、「ハイデルベルグの新しいスピードマスターCX104は、私たちの要件を完璧に満たしています。最新のオフセットテクノロジーとサービスポートフォリオ、および優れた価格性能比を、私たちに提供してくれることを確信しました。特にPush to Stop機能により生産性が大幅に向上することを期待しています」と付け加えている。

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