ゲットワークス AI用GPUサーバー対応の特別仕様コンテナデータセンターを製品化 大型ラックや液浸装置の設置を可能にしてAI・ITインフラの拡充に寄与
株式会社ゲットワークスは、高密度化や大型化が進むAI用GPUサーバーや、液冷や液浸対応の大型冷却装置の設置を可能とするべく、通常規格よりも大幅に高さを拡張した特別仕様サイズのコンテナデータセンターを開発し、製品化を完了した。
コンテナ型データセンターとは、サーバーを動かすためのラック、電源、冷却、監視、保守スペースといった設備をコンテナ内にまとめ、必要な場所に設置できるもの。ゲットワークスは、300棟以上のコンテナ型データセンターの構築・運用実績を持つ。

大型化が進むラックに対応した特別仕様のコンテナを開発
AIサービスが人々の暮らしに浸透し、その在り方を変化させていく中で、AI・ITインフラの形も大きな変革を迎えている。AI用GPUサーバーは高密度化、大型化が進んでおり、既存のインフラでの稼働には様々な課題が浮上。特にラックソリューションといわれるサーバー、ネットワーク、冷却、電源が一体化したハードウェアは、ラックの高さも大きくなる傾向にあり、以前は2,000㎜程度だったラックの全高が、現在では2,200㎜、2,400㎜などが主流となりつつある。
一方、コンテナの規格は通常タイプ(約2,600㎜)とハイキューブ(2,900㎜)の2種類であるため、コンテナデータセンターでは大型ラックの製品を設置することは困難といわれてきた。液浸装置でも、コンテナ内の高さ制限によりサーバを垂直に取り出すことが不可能だった。
ゲットワークスでは、多数のサーバーメーカーとの協議や顧客からのヒアリングの中で、新しいコンテナデータセンターの必要性を強く感じ、特別仕様の開発を推進。今回、製品化が完了した。
製品ラインナップは全高3,200㎜、3,400㎜、3,600㎜に加え、4,000㎜を超えるサイズにも対応可能な「完全カスタムモデル」も用意。いずれのモデルもコンテナデータセンターで最も重要な構築スピードを損なわないことを重視して開発されており、最短3ヵ月での構築を可能としている。

連結にも対応 耐震性・セキュリティなどのオプションも用意
今回製品化した特別仕様のコンテナデータセンターは、複数棟の連結にも対応している。そのため、GPUサーバー176台(GPUチップ数1,408枚)のクラスタ構成なども1ユニットで構築可能となっている。




また、いずれのコンテナデータセンターも、国内最強レベルの耐震性・耐衝撃性・EMP対策が可能(オプション)となっている。
これらの製品は、これまでのコンテナデータセンターがもつイメージを刷新するもので、国内のAI・ITインフラが抱える課題の多くを解決し、国内のデータセンター開発に新しい選択肢を提供する。ゲットワークスは今後も常に最新のサーバー稼働環境を提供し、国内のAI・ITインフラの拡充に貢献するとしている。