アドビ 早稲田・高田馬場エリアでクリエイター向けイベント「まちの広作室 in わせだ」を開催 地域密着型ワークショップで制作体験と学びを提供
アドビ株式会社は新宿区内で広報のためのデザインワークショップ「まちの広作室 in わせだ」を開催した。
早稲田大学周辺商店連合会および高田馬場コネクションと連携し、地域の商店街関係者と早稲田大学の学生ら計24名が参加。多文化共生をテーマに、商店街の広報力向上を目的としたプログラムが行われた。
デザインの力で開かれた街づくりを後押し
「まちの広作室」は、チラシやポスター、SNS投稿用画像・動画など地域事業者の広報制作物を、アドビの「Adobe Express」を活用して簡単に作成できるようサポートする取り組み。下北沢や福島県大熊町など全国8か所での開催実績があり、地域の情報発信課題解決に貢献してきた。
早稲田・高田馬場エリアは外国人住民や留学生が多く暮らす国際色豊かな地域だが、商店街関係者からは「日本語以外の広報物の用意が難しい」「情報発信の方法が分からない」といった課題が寄せられていた。こうした背景を受け、今回のワークショップでは一般財団法人ダイバーシティ研究所代表理事の田村太郎氏が多文化共生に求められる情報発信をテーマに講演し、多言語対応やデザインの工夫について解説した。
Adobe Expressで多言語対応を体験
続いて行われたAdobe Expressの実践ワークショップでは、講師を務めたイラストレーター/キャラクターデザイナーの北沢直樹氏が基本操作を解説。参加者は日本語で制作したチラシやポスターを多言語翻訳機能で英語や中国語に変換する作業を体験した。商店街の店主からは「翻訳まで一括でできるので、多言語対応へのハードルが下がった」と好評の声が上がった。
また、早稲田大学の学生サークル「まっちワークグループ早稲田」や「早稲田祭運営スタッフ」も参加。商店街と連携しながら今後も継続的に広報活動を支援していく。
アドビは今後も「まちの広作室」を通じ、地域店舗や企業が直面する広報・デザイン課題に寄り添い、Adobe Expressの普及を進める。誰でも手軽にクリエイティビティを発揮できる環境づくりを後押しすることで、多文化共生や地域活性化に貢献していく。