【drupa2024】富士フイルム 「Revoria Press GC12500」、欧州の展示会において初めて展示、世界初、乾式トナー方式によるB2 サイズ枚葉デジタルプレス

富士フイルムグループは、5 月28 日からドイツ・デュッセルドルフで開催される、世界最大規模の印刷・メディア産業展drupa 2024 に出展し、世界初となる乾式トナー方式によるB2 サイズ枚葉デジタルプレス「Revoria Press GC12500」を欧州の展示会において初めて展示する。

同社では、印刷市場に向け、業界最高水準の画像品質と印刷速度を誇るB2 枚葉デジタルプレス「JetPress 750S」を水性インクジェット方式のフラッグシップ機として累計300 台以上の販売実績を持つ。

Revoria Press GC12500 は、乾式トナー方式での対応サイズをA3 からB2 に拡げた商品で、生産効率、高いスキルを必要としない操作性、メディア汎用性を強みとする。これらの特徴と高い印刷品質とを両立した本商品をB2 機ラインナップに加えることで、デジタル印刷市場の拡大を加速させる。

Revoria Press GC12500
B2XLサイズ(750mm x 662mm)に対応

同商品は、デジタルB2 機市場では最大となるB2XL サイズ(750mm x 662mm)用紙に対応している。A4 サイズが最大6 面付け可能であり、A4 250ppm の高い生産性を発揮する。ポスター等の大判アプリケーション以外にも小サイズアプリケーションの効率的な多面付けが可能になり、生産性の向上に貢献。給紙部/排紙部とマシン操作パネルを1か所にまとめたオリジナルの構成は、印刷オペレーターの日々の作業性や生産性を格段に高める。

多くの顧客に利用頂いているPOD 機と同様、特別なスキルを必要とせずB2 印刷を可能にすることが、乾式トナー技術でB2 デジタル機を開発した最大の理由。またメンテナンス性の向上、定期作業の最適化を図る事でダウンタイムの最小化も実現している。

これまで乾式トナー技術ではB2 用紙への印刷は困難とされてきたが、その実現のため独自の新技術も搭載している。定着部や現像機の機構を新たに開発したことで、印刷工程で用紙へかかる負荷を軽減し品質や画質を高めている。新たな技術により、最大用紙サイズをB2XL まで拡大した上で、用紙坪量も64g/㎡から450g/㎡まで自動両面で対応した。乾式トナーの強みでもある幅広い用紙対応力と併せ、適応するアプリケーションの幅を広げる。

drupa 2024 の出展ブースで本商品を「Jet Press 750S」とともに展示する予定。乾式トナー方式とインクジェット方式のB2 デジタル機を唯一有する富士フイルムのデジタル印刷技術が導く幅広いソリューションと新たな印刷ビジネスの拡がりと可能性をブースにて披露する。

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