【drupa2016】東レ 水溶性インキによる世界初の水なしUV印刷システム

東レは、世界初の水溶性インキを用いた水なしUV印刷システムを開発したと発表した。5月31日から6月10日まで、ドイツのデュッセルドルフで開催される世界最大の印刷機材展drupa2016で技術発表する。

東レは機能性高分子設計技術を用いた親水性ポリマーを開発。インキの成分であるワニスに親水性ポリマーを用いた水溶性インキと、水なし平版を使用することで、水系洗浄剤で洗浄ができるUV印刷が可能となる。これにより印刷作業時のVOC(揮発性有機化合物)の発生を大幅に抑えられる。また、温度等の印刷条件マージンが拡大する。

東レは2017年からインキメーカーに親水性ポリマーを用いたインキ原料を販売する。

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