鳥取・共同印刷所 破産手続き開始決定受ける

月30日に事業を停止し、法的整理を進めていた鳥取県の有限会社共同印刷所は、9月16日、鳥取地裁より破産手続き開始決定を受けた。負債は約1億6,000万円。

同社は、1952年に設立した総合印刷業者。チラシ印刷や会社案内、ポスター、商品カタログ、社内報、地方新聞のほか、行政の会報や記念誌、各種伝票、事務用印刷から、包装紙あるはカレンダー、ステッカーなどの特殊印刷まで印刷全般を手がけていた。

しかし近年はペーパーレス化が進み、受注量は減少。同業者との競争も激化し、売上高はダウン。収益性も振るわず、余裕を欠いた資金繰りだった。さらにはコロナ禍で一段と受注が落ち込み、業況改善の見通しが立たなくなり、事業の継続を断念した。

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