大日本印刷 大電力対応の薄型・軽量なワイヤレス充電用シート型コイルを開発

DNP‗シートコイル充電
大電力対応ワイヤレス充電用シート型コイルの充電イメージ

大日本印刷は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)等の電動車、無人搬送車(AGV)の11.1kWの大電力に対応した、薄型・軽量・低コストなワイヤレス充電用シート型コイルを開発した。

近年、環境負荷低減に向けて世界的に電動車が普及するなか、充電作業の煩雑さを解消し、生活者の利便性を向上するワイヤレス充電技術が、電動車の普及を促進するものとして注目されている。特にセンサーやカメラによってハンドル操作が不要となる「自動駐車」の普及により、より欠かせない技術とになると考えられている。

一方、電導線としてリッツ線を使用する既存のコイルは、厚み・重量・コストに課題があった。

こうした課題に対して、DNPは、エレクトロニクス部門事業の知見を活かしたコイル設計技術・製造技術により、大電力伝送(米国団体SAE J2954-WPT3/11.1kWクラス)に対応し、既存製品よりも薄型・軽量で、かつ低コストなワイヤレス充電用シート型コイルを開発した。同製品は、EVやPHEVに加え、市場が拡大しているAGVにも使用できる。

DNP‗シートコイル適用範囲

特徴は、送電側と受電側の両方のワイヤレス充電システムに対応。コイルの厚さは約3㎜、重量は約1kgと大幅な薄型化・軽量化を実現。使用する材料も削減できることでコストを低減。DNP独自のコイル設計技術により、コイルの外側に発生する漏洩磁界を低減し、発する熱の低減や平均化も実現することで大電力の伝送が可能。IH家電の内部に組み込まれているコイルとしての代用も可能など。

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