静岡・桐屋印刷 再生手続き開始決定受ける

静岡の桐屋印刷株式会社は、2019年12月25日、静岡地裁浜松支部より再生手続き開始決定を受けた。負債は約3億3,000万円。

同社は、1949年に創業した印刷業者。会社案内、取扱説明書、チラシ、カタログなどの一般印刷、フォーム印刷用帳票類、シール、ステッカー、ファイル、のぼり、看板や抗菌印刷などの特殊印刷やホームページ製作業務も手がけていた。磐田市や静岡市にも営業所を開設し、営業展開していた。しかし、印刷業界を取り巻く環境は厳しく、同業者間の受注競争に晒され、採算割れの状況を余儀なくされるなか、金融機関に対する借入依存度も高かった。2018年は売上高が最盛期に比べて半減するなど、連続欠損により大幅な債務超過に陥っていた。資金調達も限界に達していたうえ、代表の健康上の問題もあり事業の継続も不安視されていたなか、今回の措置となった。

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