アグフア Power of Printセミナーで、FA・速乾印刷による経営革新を訴求

挨拶するアグフアの岡本社長
挨拶するアグフアの岡本社長

日本アグフア・ゲバルトは11月20日、東京都品川区のTKP品川カンファレンスセンターで『Power of Print 2019 in TOKYOセミナー』を開催し、アグフアのスマートファクトリーの取り組みを紹介するとともに、ユーザー事例とパネルディスカッションで、アグフアのソリューションの効果を訴えた。

同社の岡本勝弘社長は冒頭の挨拶で、市場縮小、資材高騰、人手不足という印刷業界の課題を挙げるとともに、技術、知識、業務の陳腐化を支えるための人財の再教育(リカレント教育)の重要性を指摘。ファクトリーオートメーションによる『自動化技術の取り込み』、工場長サミットによる『工場から経営改革』でユーザーを支援するアグフアの取り組みを紹介した。

セミナーではこだま印刷がクラウドワークフローやニシカワがファクトリーオートメーションの導入効果を報告。また、小口分割印刷『フレッシュプリント』を展開する吉田印刷所がカタログの使用状況を可視化し、最適在庫と適性部数の供給の実現する『カタログトレーサビリティサービス』を発表した。

工場長によるパネルディスカッション
工場長によるパネルディスカッション

現像レスプレート・アズーラを活用するユーザー企業の工場長が情報や意見を交わす『工場長サミット』の発起人である佐川印刷・佐川正純社長は、工場長サミット発足の背景を説明。人材育成・最適配置や新しい製品・サービスの開発など、アズーラを活用した速乾印刷がもたらす経営効果の拡大を訴えた。

パネルディスカッションでは工場長サミットに参加した佐川印刷、藤和、サンケイ総合印刷の各工場長が登壇。工場長サミットの成果と自社の取り組みについて意見を交わした。

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