山櫻 「名刺と紙製品の博物館」リニューアル 和紙名刺・活版印刷名刺や平井希昌の実物名刺を公開 

株式会社山櫻は、東京都墨田区にある「名刺と紙製品の博物館 ~SAKURA TERRACE~」をリニューアルオープンした。

幕末の外交官による貴重な実物名刺を展示

今回のリニューアルでは、従来展示してきた名刺文化の歴史に加え和紙名刺や活版印刷名刺など多様な仕様の名刺を新たに紹介している。特筆すべき点として、幕末から明治期にかけて官僚・外交官として活躍した平井希昌の実物名刺を、特別な許可を得て公開する。

平井希昌は、長崎奉行所通弁御用頭取として従事し、日本初の公設英語学校「洋学所」の学頭を務めた人物。中江兆民や西園寺公望にフランス語を教えたほか、明治政府では勲章制度の整備に貢献するなど、外務・教育の両面で要職を歴任した。
こうした歴史的背景を持つ人物の名刺を公開することで、名刺が単なるビジネスツールに留まらず、時代背景や印刷技術の変遷を映し出す文化的資料であることを多角的に伝える構成となっている。

技術の可視化と地域文化との接点を強化

リニューアル後は名刺の名称の由来や国内での普及過程を時代背景とともに解説。名刺箱や女性名刺の変遷を通じ、社会の変化に伴う文化の発展を紹介していく。また、山櫻の「八王子の森工場」に焦点を当て、名刺用紙の製造工程を可視化。かつて使用されていた機械を展示し、当時の名刺づくりの工程を体感できる。和紙名刺や人間国宝名刺など、同社が培ってきた加工技術や紙素材による表現の広がりも提示する。

さらに、墨田区が推進する地域産業・文化のPR活動「すみだ3M運動」の一環として、墨田区とゆかりの深い葛飾北斎をテーマにした紙製品を紹介する。

施設概要

  • 所在地:〒130-0023 東京都墨田区立川3-1-7
  • 開館時間:11:00~15:00
  • 休館日:土・日・祝日、夏期休業期間、年末年始
  • 入館料:無料

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