富士フイルムBI 製品ライフサイクル全体のCO2 排出量を最⼤56%削減した再生型フルカラーデジタル複合機「ApeosPort-Ⅵ C RC」シリーズ発売

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(富士フイルムBI)は、フルカラーデジタル複合機「ApeosPort‐Ⅵ C」シリーズの再生型機(リコンディションモデル)として、「ApeosPort‐Ⅵ C RC」シリーズ6機種を9月27日から発売する。

同商品は、「使用済み商品は、廃棄物ではなく、貴重な資源である」という考えのもと誕生した環境配慮型商品。同社独自のクローズド・ループ・システムで、顧客先から回収した使用済みの商品を所定の基準でリユースし、品質・信頼性を保証。脱炭素社会の実現に向けて、性能・安全性に影響がない限り、変色・傷などがある部品もできる限り積極的にリユース活用している。
「ApeosPort‐Ⅵ C RC」シリーズは、部品リユース率を最大84%(重量⽐)と従来の再生型機ApeosPort‐V C R シリーズから大きく向上した。新品部品の使用点数を減らすことにより製品の原材料調達に関わるCO2 排出量を、新造機(ApeosPort‐VI C4471)と⽐較して最大76% 削減(ApeosPort‐VI C4471 RCにおいて新造機を100%とした場合)しており、製造・輸送や導入企業の使用などを含む製品ライフサイクル全体のCO2 排出量を最大56% 削減(ApeosPort‐Ⅵ C2271 RC、C3371 RC、C4471 RC、C5571 RCに採用)するなど、環境負荷を大幅に低減している。

【ApeosPort-Ⅵ C RC シリーズの主な特⻑】
・連続複写速度25〜70 枚/分(カラーA4 ヨコ)まで幅広い速度レンジに対応したラインアップ。
・業界最小クラスの トナー粒径を誇るSuper EA‐Eco トナーを採用し、 1200×2400 dpi の⾼解像度出⼒を実現。
・Smart WelcomEyes でセンサーがユーザーを検知し、自動的にスリープモードを解除。「省エネ」と「使いやすさ」の両⽴を実現。
・「速熱IH‐Fuser」を採用※5 し、スリープモード からの復帰時間5 秒以下を実現。電⼒消費量の低いスリープモード利用と使いたい時にすぐに使える利便性を両⽴。
・木質資材から得られる「セルロース」を使用したバイオベースプラスチックパーツを採用、外装部品の一部に再生プラスチックを採用。

【クローズド・ループ・システム】
同社が1995 年に構築した商品企画/開発/製造段階から廃棄に至る商品のライフサイクル全体を視野にいれた循環型生産システム。限りなく「廃棄ゼロ」を目指し、回収した使用済み商品から取り出した部品を再生技術によりリユース活用し、資源として循環させている。
富士フイルムグループは、2030 年度をゴールとするCSR 計画「Sustainable Value Plan 2030」の脱炭素目標として「2030 年度までに原材料調達から製造、輸送、使用、廃棄に至るまでの自社の製品ライフサイクル全体でCO2 排出量を50%削減(2019 年度⽐)」、「2040 年度までに自社が使用するエネルギー起因のCO2 排出実質ゼロ」を設定している。

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