キヤノンPPS グーフ「goof.CAMPUS」に「varioPRINT iX3200」導入 デジタル印刷を活用した適地・適量生産体制を確立、新たなビジネスモデルの構築に取り組む

キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社(キヤノンPPS)は、株式会社グーフが運営する印刷生産・研究開発拠点の「goof.CAMPUS」(神奈川県横浜市)に、商業印刷向け枚葉インクジェット印刷機「varioPRINT iX3200」を導入した。両社はデジタル印刷を活用した適地・適量生産体制を確立し、印刷品質の標準化と新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいる。

「goof.CAMPUS」は、印刷会社やメーカー、発注企業などが横断的に連携し、次世代のプリントサービスを追求するプラットフォームであり、キヤノンPPSは開所当初よりパートナー企業として参画している。高速印刷と高画質を両立する「varioPRINT iX3200」の導入を通じて、多品種・小ロット・短納期への柔軟な対応と安定した品質を提供している。

設置された「varioPRINT iX3200」

生産性300%改善を実現する「GEMiNX」との連携

現在進行中の実証実験(PoC)では、グーフの生産最適化システム「GEMiNX(ジェミナス)」と「varioPRINT iX3200」を組み合わせた運用を実施している。実際の受注データに基づき最適な工場や機器へジョブを自動配分することで、対人件費生産性は稼働当初比で約300%改善し、作業時間は約75%削減されるという劇的な成果を確認している。

同機の導入により、オペレーターのスキルに依存しない品質の安定性が確保され、省人化や省スペース化にも大きく寄与している。こうした効果の検証を経て、同機は今後の事業拡大や拠点拡張を判断するための重要な基盤となっている。

2027年末までに3拠点への拡大を目指す

「goof.CAMPUS」は2027年末までに、売上高10億円増および3拠点への拡張を目標に掲げている。キヤノンPPSは各拠点へ「varioPRINT iX3200」を導入することで、全国どの拠点でも同一品質・同一スピードで印刷できる体制を構築する。

大量印刷に依存しない柔軟なビジネスモデルの確立と環境負荷の軽減を推進し、人手不足などの業界課題を解決する適地・適時生産モデルの全国展開を強力に後押ししていく。

goof.CAMPUS施設内
goof.CAMPUS外観

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