Home DX

大塚商会 AVILENとの資本業務提携で協業体制を強化、中堅・中小企業のAI人材育成とAI活用ソリューションを提供

株式会社大塚商会は6月にAIベンチャーの株式会社AVILEと資本業務提携を行った。今回の資本業務提携により、中堅・中小企業向けAI人材育成とAI活用ソリューションの提供に着手する。

AVILENは、2018年に創業。「最新のテクノロジーを、多くの人へ」というビジョンのもと、530社以上の企業に対して、生成AI等をはじめとする、独自開発された技術のコアモジュールであるAVILEN AIを活用したAIソフトウェアの開発、実装、またAIドリブンなビルドアップパッケージを提供している。

 大塚商会は、AIによる営業活動支援のシステムを2017年に本格稼働、AIに関する社内人材育成にも積極的に取り組んでいる。社内教育ではAVILENのビルドアップパッケージを活用し、2023年5月時点で726名の社員が、日本ディープラーニング協会(JDLA)のG検定・E資格を保有することに成功している。

 今回の資本業務提携により、大塚商会とAVILEN社では、中長期的な戦略に基づきコラボレーション戦略会議を定期的に開催し、両社の技術陣が一体となり、生成AIを踏まえた仕事の未来を共に考えていく。第1弾として、AVILEN社のDX/AI人材育成サービスを、生成AIも含めた品揃えとして中堅・中小企業向けに共同開発し、大塚商会から提供する。

 AVILEN社とのビジネスシナジーの拡大を通して、AI関連ソリューションの開発・提供を積極的に行い、中堅・中小企業のDX推進に貢献する。また、AIを使いこなす人が中心となる社会を目指した中長期的な事業強化や企業におけるAI活用とAI人材育成を支援することにより、「AIの民主化」をさらに推進する。

 今回の資本業務提携を通して大塚商会執行役員 山口大樹氏は「大塚商会は、今回の資本業務提携を通じて、当社のお客様に対し以下のような価値を提供します。まず、AIを使いこなすための人材育成支援サービスを拡充し、お客様の業務に適したAIの活用法をお届けします。また、当社の中長期的な経営戦略に基づき、生成AIやデータサイエンスのノウハウを活かし、AIソリューションの開発・提供を積極的に展開していくことで、お客様のDX推進を強力にバックアップします。このように、顧客ニーズに合わせたAI人材育成とAIソリューションの提供を通じて、大塚商会はお客様のビジネスの成功を支援します。個人的にも私自身のE資格取得で大変お世話になったAVILEN社と資本業務提携を締結することができ大変嬉しく思っています。」と述べた。

関連記事

最新記事