大塚包装 再春館製薬所とドモホルンリンクル8点のパッケージをすべて紙化 独自技術のヒートシールと自動包装システムでCO2年間30%削減

大塚包装工業株式会社は株式会社再春館製薬所と、再春館製薬所の主力製品である「ドモホルンリンクル」8点のパッケージすべてを紙化するリニューアルを実施した。大塚包装の独自技術であるヒートシールコーティングによる機能性付与と、両社協業で開発したオリジナル自動包装機の導入により、CO2排出量は年間約30%の削減を見込む。

独自技術のヒートシールコート液で全紙化と機能性を両立

今回のリニューアルでは、主原材料がすべて紙の「ブリスター」形状を採用した「結び箱(むすびばこ)」を開発した。トレイと封台紙で構成される同パッケージには、大塚包装が独自開発したヒートシールコート液を塗布している。これにより、接着剤を使用せず熱圧着のみでの封かんが可能となった。

同コート液は耐水・耐油性を備えており、輸送中に破損が生じた場合でも内容物の液漏れや紙への浸透を低減する。化粧品パッケージに求められる、外部からの異物混入を防ぐ「バージン性」や、光や湿気の影響を抑えて成分や容器の劣化を防ぐ「気密性」などの機能性を、紙素材で確保している。

自動包装システムの導入による生産性向上と環境負荷低減

パッケージの刷新に合わせ、大塚包装が提案する最適化された自動包装システムを導入した。これまではパウチや残糸タオルによる手巻き作業を行っていたが、新システムによりトレイのヒートシール製函、内容物の充填、封台紙の供給、熱圧着までの全工程を自動化した。

導入された自動包装システム

同取り組みにより、CO2排出量は年間約30%削減される見通しである。パッケージに使用する紙素材には持続可能性に配慮したFSC認証紙を採用し、リサイクル性も向上させた。再春館製薬所が進める「5R」の取り組みと、大塚包装を含む大塚グループが掲げる2050年環境ビジョン「ネットゼロ」の実現に向け、生産活動の効率化と環境負荷低減を同時に達成した。

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