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凸版印刷 バーチャルモール「メタパ」のWeb版を開発、ダウンロード不要で気軽にメタバース空間が利用できる

凸版印刷株式会社はバーチャルモールアプリ「メタパ(R)」のWeb版を開発し、2023年5月より提供を開始した。
バーチャルモールアプリ「メタパ(R)」は凸版印刷が2021年12月から提供している、仮想空間上に構築された「メタバース・ショッピングモール」。利用者は自分のアバターでショッピングモールを歩き、現実に存在するファッションアイテムやインテリアなどの商品を購入できる。衣服の大きさの確認や、家具を実際に部屋に置いた場合のシミュレーションなども可能。

今回提供されたWeb版は、バーチャル空間でのショッピングをより円滑にした。アプリ版「メタパ(R)」は、顧客がアプリケーションをダウンロードする必要があった。今回提供を開始したWeb版は企業のホームページやSNSにURLを掲載するだけで、顧客は簡単に「メタパ(R)」の店舗にアクセスできるため、企業がスムーズに顧客を誘導できるようになった。
また新機能として、商品の色や商品のパターンを変えるシミュレーション機能を実装した。例えば、自動車のショールーム空間を「メタパ(R)」内にオープンすると、自動車の外装の色や内装のデザインを周囲の環境も含めてシミュレーションできる。
他にも、画面共有機能とビデオ通話機能も追加された。店舗スタッフのPC画面をユーザーと共有することで、PC上にある説明資料やWebサイトを確認しながら話ができる。さらにビデオ通話によって、お互い表情を交えて接客することが可能となった。

「メタパ(R)」の初期費用は300万円~(高精細データの場合1,000万円~)。凸版印刷は、同サービスをショッピングや教育、金融など様々な用途であらゆる業界に提供し、2025年までに累計出店社数100社を目指していく。

PC画面の「メタパ」のイメージ
高精細な自動車ショールーム空間のイメージ

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