京セラ 守山市の主権者教育プロジェクトに採択 高校生向け模擬投票体験でデジタル選挙を身近に
京セラ株式会社は、滋賀県守山市が推進する「官民連携プロジェクトサポート事業」において、電子投開票システム「デジ選®」を活用した模擬投票プロジェクト「ミライにつなぐ、守山づくり!タブレット投票による模擬投票体験会」の事業者として採択された。
同プロジェクトは、2025年7月17日から2026年3月31日まで実施される予定で、守山市内の高校生らを対象に、タブレットを使った模擬選挙を通じて主権者教育を促進することを目的としている。
若年層の政治参加意識を育てる「主権者教育」
選挙権年齢が18歳に引き下げられた2015年以降、日本では若者の政治参加を後押しする「主権者教育」が全国的に進められている。総務省は2016年より本格的な導入を推進し、学校教育現場でも模擬選挙の実施や社会課題の討議などが積極的に取り入れられるようになった。
こうした背景のもと、守山市でも次世代の主権者育成を目的に、市民や教育機関と民間企業が連携したプロジェクトが立ち上がった。
電子投開票システム「デジ選®」で模擬投票をデジタル化
京セラが提供する「デジ選®」は、自治体や各種団体の選挙業務の電子化を支援する投開票管理システム。今回の模擬投票では、実際の選挙と同様にタブレットを使った投票体験を提供する。
若者にとって身近なICT端末を活用することで、デジタル機器の操作への不安を払拭するとともに、選挙制度の理解促進や政治への関心を高める機会となることが期待されている。
京セラは、ICTを活用した地域社会との連携を通じて、次世代育成とデジタルデバイドの解消に貢献している。
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