リコー 機密情報扱いで必要なマスキング作業を複合機で簡単に行える「RICOH カンタンマスキングアプリ」発売

リコーは、金融機関や公共機関をはじめ、さまざまな民間企業で個人情報や機密事項を含んだ書類を取り扱う際に手作業で行っているマスキング作業を複合機で簡単、効率的に行える「RICOH カンタンマスキングアプリ」を発売する。発売は4月19日から。

例えば、金融機関や公共機関において、各種申請の際などに本人確認のために運転免許証やマイナンバーカード、住民票などをコピーした後、業務に関係ない機微な情報をマジックペンで黒塗りしたり、マスキングテープを貼るなどの手作業が発生している。公共機関が情報開示請求に基づいて情報を外部公開する際や、弁護士事務所や司法書士事務所などが裁判所などに必要種類を提出する際、製造業で図面や作業指示書を業務委託先に提出する際などにも、必要のない個人情報や機密事項をマスキングする必要がある。

こうした作業は書類一枚一枚に対して手作業で行うため、業務負荷が大きいだけでなく、作業ミスがあった場合には個人情報漏洩などの重大事故につながるため、作業者の方にとって大きな負担になっている。
「RICOH カンタンマスキングアプリ」は、運転免許証や各種申請書などの定型文書を取り扱う際に、マスキングが必要な部分をあらかじめ登録しておくことで、複合機でスキャンするだけで自動的に該当部分をマスキングして印刷して、PDF ファイルに出力することが可能になる。

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事前登録しておくことで誰でも簡単、確実に作業でき、文書ごとに一括処理することもできるため、業務の大幅な効率化が図れる。非定型文書についても、複合機の大型タッチパネル上で任意の個所を手動でマスキングすることも可能となる(2019 年夏対応予定)。

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