メッセ・デュッセルドルフ 来年drupa2024開催へ、日本企業は1万8,000㎡規模で出展

メッセ・デュッセルドルフ・ジャパンは10月30日、東京都新宿区のTKP市ヶ谷カンファレンスセンターで「drupa2024の見どころ@ JITF 2023」を開催し、来年ドイツ・メッセデュッセルドルフで開催されるdrupa2024の概要を紹介した。

ザビーネ・ゲルダーマン氏

世界最大の印刷機材展drupa2024は来年5月28日から6月7日まで開催される。リアル開催は2016年以来、8年ぶりとなる。「drupa2024の見どころ@ JITF 2023」では、主催するメッセ・デュッセルドルフdrupa本部長兼印刷技術メッセ統括のザビーネ・ゲルダーマン氏が登壇し、drupa2024の出展状況や特別フォーラムなどを説明した。

drupa2024には世界48ヵ国の企業が出展する。日本企業からの出展は41社。1万8000㎡のスペース(現地法人含む)で、中国、ドイツに次ぐ第3位の規模となる。使用する展示ホールは全17ホール。最大展示スペースを確保したHPは、17ホールに6,000㎡の規模となる。

今回のdrupaでは持続可能性、循環型経済、デジタル化、資源/エネルギー効率、Print4.0/Finishing4.0、人工知能、プラットフォームエコノミー、コネクティビティに焦点があてられる。また、会場では 情報収集、情報交換の場の“タッチポイント”として、次の5つの企画コーナーが設けられる。

「drupa cube」では、世界20ヵ国のスピーカーがビジネストレンドや好事例を紹介する。「touchpoint sustainability」では、持続可能性や循環型経済に向けた最新技術やソリューション、ベストプラクティスを提示する。過去2回のdrupaでも設営された「tpp – touchpoint packaging」では、パッケージのデザインや製造に関するソリューションや好事例が紹介される。「DNA – drupa next age」では、スタートアップ企業とトラディショナル企業の接点の場となる。「touchpoint textile」はテキスタイルに向けたダイレクトプリント、スクリーンプリント、転写プリント、デジタルプリントなどの様々な分野のアプリケーションやソリューションが体験できる。

すでにdrupa2024の公式ホームページでは、入場券の受付が始まっている。また、各ホールの小間割と出展社ブースを調べることができる「インタラクティブホールプラン」が公開されている。

現在、主催のメッセ・デュッセルドルフでは世界の印刷関係者に向けて、ホームページに限らず、SNSやブログ、メール、イベントなど様々なメディアを通してdrupa2024の来場を呼び掛けている。

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