サトー 業務用端末を一括管理するMDM「SATO Mobile management System」提供開始 ラベルプリンターも対象に、現場のDX推進を支援

株式会社サトーは、業務現場で使用されるハンディターミナル、タブレット、ラベルプリンターなどのモバイル端末を遠隔で一元管理できる「SATO Mobile management System(SMS)」の提供を開始した。

製造・物流・小売などの現場では、バーコードやRFIDによるデータ収集端末の増加とともに、端末の管理・運用負荷が急増。盗難・紛失によるセキュリティリスクの高まりが課題となっている。こうしたニーズに対応し、サトーは独自にMDM(Mobile Device Management)システムを開発。ラベルプリンターも管理対象に含めることで、従来のMDMでは対応が難しかった領域をカバーしている。

ラベルプリンターの稼働状況も可視化

「SATO Mobile management System」は、現場に点在する端末の稼働台数や拠点別の運用状況をダッシュボード上で可視化できる。管理者は拠点に足を運ぶことなく、全端末の状況を一括で把握可能。特に、サトー製のラベルプリンター(PW208NX、PW208mNX、PW4NXなど)を管理対象に含めている点が特徴となっている。

ダッシュボード機能 : 稼働台数やファイル配信の進捗を可視化

また、ソフトウェアの更新やファイル配信の進捗状況も一目で確認可能。複数の拠点にまたがって数百台規模で端末を運用している企業にとって、業務効率と安全性の向上が期待される。

セキュリティ対応も強化、遠隔ロック・初期化に対応

万一、端末の紛失や盗難が発生した場合にも、SMSを通じて即座にリモートロックや初期化を実行可能。情報漏洩リスクを最小限に抑えるセキュリティ設計となっている。

端末のメーカーや機種を問わず一元管理ができるため、異なる端末が混在する現場でもスムーズな導入が可能。運用中の全端末に対して同じ水準の管理を実現できる。

リモート操作機能 : 各端末を遠隔で操作できるため不正利用の防止も可能

印刷業界のDX基盤としても期待

業務用ラベルプリンターの使用が多い印刷・包装・物流業界では、導入後の運用管理まで含めた“見える化”の仕組みが求められている。「SATO Mobile management System」は、これまでブラックボックスになりがちだったプリンターの稼働状況を可視化し、予防保守や配置最適化の検討にもつながる。

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