【page2023】J SPIRITS 経営情報システムPrintSapiensを活用した単品損益管理、自動化による業務効率向上

J SPIRITSは2月1日から3日までサンシャインシティコンベンションセンターで開催されるpage2023で、印刷業基幹業務管理システム『PrintSapiens』を活用した単品損益管理による経営改善、他のソフトウェアやデバイスと連携した自動化による業務効率の向上を訴求する。

PrintSapiensは、印刷業に特化した基幹業務管理システムとして全国300社以上の導入実績を持つ。見積積算から受注管理、売掛・買掛管理、生産管理、原価管理まで、印刷業務に必要な管理データを一元化し、的確な連絡、各部門間の問い合わせの削減、作業段取りの円滑化などにより業務処理時間を大幅に削減して労働生産性を向上することができるほか、経営分析に必要なデータを収集できる。

多くの印刷会社では原材料価格が上昇する中、綿密な損益管理が求められている。PrintSapiensは受注品目毎に製造原価(用紙費、外注費、資材費、労務費、減価償却費、間接費、光熱費等)を集積し、「受注問合せ」で〝単品損益〟を可視化する。「粗利集計一覧表」で期間を指定することで、実際の損益と、目標とする会社利益額や利益率を比較し、不採算案件等を抽出することができる。こうした現実の数値から、作業効率の向上や顧客との交渉などを通して収益の改善活動につなげていく。

精度が高い単品損益管理を可能にしたのが”小工程管理”。PrintSapiensは大工程、中工程(受注明細)、小工程(作業工数)の3段階のレベルでの管理を可能にしているが、小工程管理では現場の実作業レベルで工程を管理し、工数に基づく予定組みや実作業の進捗状況、実作業の原価管理を実現する。

そうした特性を持つPrintSapiensは2003年から国内外メーカーの生産管理システム(PCS)とJDF/JMF・CSVデータ連携に取り組み、いち早く生産の自動化を推進してきた。例えば、オペレータが作業日報を入力しなくても印刷機械から稼動データを自動収集し、時間コストの算出の効率化や精度向上を図ることができる。

PrintSapiensの『シフト対応工程別作業管理表』や『機械状況ダッシュボード』では、これらのデータを反映させてグラフを自動生成し、現場の作業状況を”見える化”する。加えて、各社のワークフローシステムとJDFやCSVで連携し、受注情報から無線綴じ機や折り機などにセットアップ情報を受け渡すことで、機械調整の自動化も可能になる。

見える化ダッシュボード
機械状況ダッシュボード

関連記事

最新記事