【page2023】エックスライト 最新の分光測色計シリーズeXact 2、ビデオターゲットによる測色で素早く正確に測色

エックスライト社はpage2023に、最新の分光測色計シリーズ『eXact 2(イグザクトツー)』を出展する。ブースはエスコグラフィックスとの共同出展となる。

ビデオターゲットによる測色を可能にしたeXact 2

eXact 2の最大の特徴はビデオターゲットによる測色。これまではターゲットの位置にカメラを合わせて本体を押し込んで測色していたが、本体のモニタに映し出されたターゲット位置を見ながら、横にスライドする方式となった。これにより測色するポジショニングの正確性が向上したことで、小さなパッチや絵柄の中の小さな部分の測定がしやすくなり、素早い測色作業を可能にした。また、アタッチメントを使用せずにカラーバーを読み込むことができる。

30%拡大したディスプレイには測色したLabの値や色差の値を同時に表示可能。グラフにより測色結果を示すなど、使い勝手がより向上している。ディスプレイは45度まで角度を付けることができ、色見台で使う場合、くわえ尻側の表示バーも見やすくなっている。

ディスプレイを活用したデジタルルーペ機能は、キャプチャリングして見当や網点を確認することができる。キャプチャリングした画像は拡大して表示することが可能なほか、最大20画像まで保存することができる。

従来、測色計はウェットインキの測定に向かなかったが、新製品ではターゲットウィンドウが測定物に直接タッチせず、かつ、測定物に接触する箇所を本体の車輪に限定しているため、インキ乾燥前の印刷紙面の測定にも有効。グラビアやフレキソの薄い軟包装フィルムがターゲットメディアの場合には、メディアフラットナーによりフィルムを抑えながら正確に安定して測定する。

もう一つの大きな特徴はWi‐FiとUSB接続の搭載。様々なデバイスやクラウドサービス、ソフトウェアに測定したデータを送ることで、これまでにない利便性が生まれる。例えば、本体のデータ管理・設定の機能を提供するアプリケーション『eXact 2 Suite』、デバイス最適化のための『NetProfiler』、インク調色『Ink Formulation』、印刷品質管理『ColorCert』、デジタルカラーコミュニケーション『PantoneLIVE』、デバイスパフォーマンス管理サービス『X-Rite Link』などと連携することで、ワークフローの効率化をバックアップする。

ラインアップはeXact 2(用紙、ダンボール、カートンボード対象)、eXact 2 XP(フィルム、プラスチック、白色不透明ホイル対象)、eXact 2 Plus(印刷、パッケージ、用紙、ダンボール、カートンボード、フィルム、プラスチック、白色不透明ホイル対象)の3製品となる。

このほかpage2023ではカラーバー スキャニング装置「IntelliTrax2」、印刷&包装印刷の品質管理「ColorCert」、 オフセット、フレキソ、グラビア、スクリーン印刷インキ対象のインキ配合計算システム「InkFormulation」を出展する。

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