【倒産情報・愛媛県】クボタ印刷 事業停止、自己破産申請へ

愛媛県松山市のクボタ印刷株式会社と、関係会社の株式会社アイ・サポートは、9月30日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。負債は、クボタ印刷が債権者約50名に対し約4億円、アイ・サポートが債権者約10名に対し約1億9,000万円で、2社合計で約5億9,000万円。
クボタ印刷は、1949年創業した印刷業者。企業や広告代理店などからの受注を主体に、パンフレットやチラシ、ダイレクトメールの他、雑誌類、伝票類の印刷を手がけていた。しかし、広告需要の縮小もあり受注が減少し、近年の年売上高は伸びず、資材価格の高騰などもあって収益面も苦戦を強いられるなか、有利子負債も重荷となっていた。一方、アイ・サポートは、2011年に設立。当初は高齢者施設の運営を行っていたが、2020年に同事業を廃止し、その後は同施設の賃貸・管理などを手がけていたが、クボタ印刷と同様の事態となった。

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