中日新聞社 地域情報アプリ「Lorcle」に東京5区が追加、全国96自治体で運用 自治体発信ツールとして地域のニュースや防災・イベント情報が無料で閲覧可能

中日新聞社が運営するスマートフォンアプリ「Lorcle(ロークル)」に、東京都の5つの自治体が新たに加わった。これにより、サービスエリアは港区・新宿区を含め都内7区となり、運用自治体数は全国で96に達した。アプリは無料で利用でき、地域のニュースや防災、イベント情報などが一括で確認できる。

新たに参加したのは、目黒区・世田谷区・渋谷区・足立区・江戸川区の5区。港区と新宿区は自治体としては未参加だが、地元企業やメディアが発信する情報により、同区内もサービスエリアとしてカバーされる。東京都民をはじめ、関東圏の住民であれば、居住地を「東京都」や「関東」と設定することで誰でも情報を受け取ることが可能。

「Lorcle」は、自治体・メディア・企業といった地域の関係者がそれぞれの立場から情報を発信できるプラットフォームとして、2023年4月に東海地方でスタートした。新聞社による地域ニュースと行政・企業からの各種発信が一つにまとまっており、ユーザーは居住地の情報に加えて、他地域の情報も閲覧できる。

アプリ内には、レジャー・グルメ・プレゼント情報などの生活密着型コンテンツを集めたページや、地図上にイベントを表示する機能も用意されている。各自治体や企業は、イベント案内や観光情報、災害時の緊急連絡などを継続的に発信していく。

また、ロークルには約100の企業・団体も参画。メディア分野では地方新聞社・テレビ局・ケーブルテレビ局、地域団体では商工会議所や社会福祉協議会、文化団体、子ども支援団体などが名を連ねる。企業も製造・流通・交通・金融・飲食など多様な業種が参加し、地域情報の充実化に貢献している。
今後も参加エリアは順次拡大予定。地域団体や事業者、自治体が参加を決定すれば、アプリ内に専用ページが開設され、その地域の最新情報が配信されるようになる。

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