丸楽紙業 「都会の森林ペーパー」プロジェクト新作カレンダー2種を発売、10月7日に大阪・関西万博で展示発表 都市型サーキュラーエコノミーを全国へ展開

丸楽紙業株式会社は、都市部の古紙を再生紙として循環利用する「都会の森林ペーパー」プロジェクトの一環として、8月1日から『「企業×恐⻯」卓上カレンダー』と『「マトリョーシカ」三⾓カレンダー』を発売する。また、10月7日には2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「TEAM EXPOパビリオン」にて展示・発表を行い、都市型サーキュラーエコノミーの実装モデルを広く発信する。

新発売の2商品 ― カレンダーに環境メッセージを込める

今回発売されるのは、2026年版の「マトリョーシカ 三角カレンダー」と「企業×恐竜 卓上カレンダー」の2種類。
「マトリョーシカ 三角カレンダー」は、インテリア性と実用性を兼ね備えたデザインが特長で、2024年に大阪府「大阪代表商品プロジェクト」の地域代表商品に選定された実績を持つ。
「企業×恐竜 卓上カレンダー」は、企業ビルが恐竜に姿を変えたユニークなキャラクター“企業ザウルス”を描き、環境行動を呼びかける。環境問題で絶滅しかけた過去があるため環境問題に“厳しい恐竜”というユーモラスな設定で、楽しみながら意識啓発を促すアイテムとなっている。

大阪・関西万博で展示・発表、漫才風プレゼンも

10月7日には、大阪・関西万博「TEAM EXPOパビリオン」にてプロジェクトの実践内容を展示・発表する。
ステージ発表は「ミルクボーイ風」の漫才形式で行い、笑いを交えながら環境負荷低減や紙資源循環の仕組みをわかりやすく伝える。展示エリアでは回収から再生、商品化までのプロセスを図解・映像・実物で紹介し、実際に再生紙製品を手に取って体感できる場も設ける。

  • 日時:2025年10月7日(火)16:00〜16:30
  • 会場:大阪・関西万博 フューチャーライフヴィレッジエリア 「TEAM EXPOパビリオン」ステージ(大阪市此花区・夢洲内)
  • 内容:関西のお笑い文化を取り入れ、お笑いコンビ「ミルクボーイ」風の漫才形式で「都会の森林ペーパー」を紹介。ボケあり、ツッコミあり、笑いありのステージで、楽しくわかりやすく循環型紙資源の意義を伝える。
  • 日時:2025年10月7日(火)10:00〜21:00
  • 会場:大阪・関西万博 フューチャーライフヴィレッジエリア 「TEAM EXPOパビリオン」展示エリア(大阪市此花区・夢洲内)
  • 内容:阪神間で回収された紙資源が「再生紙 → 商品 → 再利用」へ循環する仕組みを、図解・映像・実物サンプルで紹介。さらに「マトリョーシカ三角カレンダー」「企業×恐竜カレンダー」「紙ファイル」「トイレットペーパー」などの実物を展示し、来場者が実際に触れて紙の質感やデザイン性を体感できる場を提供する。

全国普及を目指す「都会の森林ペーパー」

丸楽紙業は「都会の森林ペーパー」を通じて、都市部における紙資源循環モデルを確立し、脱プラスチック社会への移行やカーボンニュートラル推進に貢献する。今後は全国47都道府県での展開を視野に入れ、地域ごとの“地産地消型再生紙ブランド”創出を目指す。

「都会の森林ペーパー」

循環型配送回収システムで紙の“地産地消”を実現

同プロジェクトは、阪神間の自社配送網を活用し、紙製品納品の帰り便で古紙を回収する「循環型配送回収システム」を2017年に導入。輸送効率を高めると同時に、二酸化炭素排出の抑制にも貢献してきた。2024年には年間回収量が1,000トンを超え、2025年には1,200トンの収集を見込んでいる。2024年度には大阪府「おおさか環境賞」で準大賞を受賞しており、地域資源循環の先進モデルとして注目を集めている。

配送の「帰り便」を活⽤した紙資源の回収の様⼦

今後の展望 ― 万博から全国へ

丸楽紙業は、2025年の大阪・関西万博を契機に、阪神間で確立した循環モデルを全国47都道府県へ広げることを目標に掲げている。各地域で「地産地消型再生紙ブランド」を立ち上げ、ALL JAPANによる資源循環ネットワークを構築することで、サステナブルな未来社会の実現を目指す。

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