凸版 バリアパッケージで2020年度 63,000トンのCO2排出量削減

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(左)「GL BARRIER」フィルム、 (右) 「GL BARRIER」を使用したレトルトパウチのイメージ (C) TOPPAN INC.

凸版印刷では、このたび、CO2排出量の削減効果を数値化し、脱炭素社会の実現に向けた環境配慮型パッケージの取り組みを強化することを目的に、同社の透明バリアブルフィルム「GL BARRIER」を採用したレトルト食品パウチとモノマテリアル口栓付き食品パウチにおいて、2020年度1年間の出荷量からCO2排出量を算出した。その結果、 アルミ箔を用いたパッケージに比べ、約63,000トンのCO2排出量削減効果となることが判明した。これは、1世帯から排出される年間のCO2量の約23,000世帯分に相当する。

凸版印刷の「GL BARRIER」は、アルミ箔からの置き換えでCO2排出量削減を実現する 透明バリアフィルムのトップブランド 。現在、「GL BARRIER」を活用したパッケージを、グローバル市場へ展開している。

さらに凸版印刷は、CO2排出量の最小化と機能性を両立し、最適な包装材を供給する取組みを加速するため、LCA(ライフサイクルアセスメント)を用いてパッケージのライフサイクル全体のCO2排出量を個別の製品ごとに自動計算するシステム「Smart LCA-CO2™」を開発。同社の軟包装材の基幹工場である群馬センター工場にて2021年11月から運用をスタート。これにより食品やトイレタリー、 医薬品メーカーなどにCO2排出量を最小化する包装仕様の提案を推進する。

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