ハイデルベルグ 印刷会社が無料でアクセスできる調達プラットフォーム”ザイキョウ”公開

ハイデルベルグは、印刷会社がデジタル業界プラットフォーム「ザイキョウ(Zaikio)」に無料でアクセスできるようになったと発表した。これにより、印刷会社はMISから加盟サプライヤーのポートフォリオへ直接アクセスができ、最新の価格で印刷資材と用紙をデジタル調達できるようになる。

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印刷会社はプラットフォーム ザイキョウに無料でアクセスできるようになった。最初のステップは、印刷会社とサプライヤーが購買プロセスをデジタル化し、最適化する。

「ザイキョウ(Zaikio)」は、印刷会社とサプライヤーのITシステムをネットワーク化することで、プリントサービスプロバイダーとサプライヤーを自動で繋げる仕組み。すでに選ばれた印刷会社とサプライヤーとのテストフェーズが無事に成功しており、希望するすべてのプリントサービスプロバイダーはザイキョウプラットフォームに無料で登録できるようになった。

登録後は、経営情報システム(MIS)から「ザイキョウ」にすでに接続されているサプライヤーのポートフォリオに直接かつ自動的にアクセスし、数回のクリックで最新の価格で注文することができる。調達担当者の承認後、注文は各サプライヤーのERPシステムに直接転送され、サプライヤーは在庫状況や配送オプションなどの情報を印刷会社の注文システムに送信することで相互にやり取りする。このプロセスは、現在の用紙やインキ消費量あるいは在庫状況などの異なる要素に基づいた完全自動注文の基礎を築くことになる。加えて、印刷会社とサプライヤー双方のデジタル調達プロセスを最適化する。

ハイデルベルグCEOライナー・フンツドルファー氏は、「ハイデルベルグはザイキョウと共に、すべての企業に開放された業界プラットフォームを徐々に確立しており、多くの付加価値プロセスが関係者間でデジタル化、自動化そして透明化されています」と述べており、「ザイキョウは、印刷業界のプロセス全体とコラボレーションを大幅に簡素化することで、関係者全員の競争力を高めます」としている。

プラットフォームを公開するまでに、ハイデルベルグのプリネクトビジネスマネージャーに加え、「ザイキョウ」にはPrintplus、 Printvis、 Datamedia、 Utraxx、Keyline、EPMSなど有名なMISプロバイダーが参加していた。「ザイキョウ」は、さらに多くのプロバイダーと交渉を進めている。

ハイデルベルグ社は、2020年夏、印刷業界向けの新しいオープンで独立したクラウドベースのコラボレーションプラットフォーム「ザイキョウ」を立ちあげ、実働化に向けて取り組んできた。「ザイキョウ」への取り組みは、会社の境界を越えて完全に自動化され統合されたプロセスを確立し、印刷会社、ソフトウェアプロバイダー、装置メーカー、サプライヤー間のワークフローとトランザクションをシンプルにすることを目的としている。すでに1,300人以上が「ザイキョウ」の個人アカウントを作成し、プラットフォームに登録している。

詳細はハイデルベルグのホームページへ

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