商工経済新聞社 8月7日に事業停止、破産申請へ

商工経済新聞社(大阪市西区、設立1962年4月、資本金1,000万円)は8月7日、事業を停止し、破産手続きを弁護士ほか1名に一任した。負債総額は約1億円。
同社は1936年5月創業の印刷出版業者。管工機材、設備機器メーカー向けの「管材新聞」や、金属加工機械向けの「機械新聞」を発刊するほか、ビジネス手帳「商経日記」などを制作していた。長年にわたる実績には定評があり、本社のほか東京と愛知に拠点を有し、一定の顧客を確保。近年は約2億円の年間売上高で推移していた。
しかし、2019年に大阪エリアを管轄していた常務取締役が死去。さらに2020年7月には辰巳社長が死去するなど、相次ぐ経営陣の死亡で求心力が低下。また、「新型コロナウイルス」の感染拡大により顧客企業の業績が低迷する中、その煽りを受けるかたちで購読数が減少。先行きの見通しが立たなくなり、今回の措置となった。

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