新潟県・渡良印刷 事業停止、事後処理を弁護士に一任

新潟県の渡良印刷株式会社は、3月5日に事業を停止し、事後処理弁護士らに一任した。負債は約4億8,000万円の見込み(今後の調査により変動する可能性がある)

同社は、1903年創業で、1952年に法人改組した印刷業者。県内の官公庁や一般事業所、各種団体が得意先で、見積書、納品書などの帳票類を主力に、広報誌や機関誌などの刊行物、チラシ、パンフレットなどの印刷を手がけていた。1999年のメインバンク破綻に伴う混乱もあり売り上げが半減。新潟県信用保証協会から代位弁済を受けるなどしたが、その後のペーパーレス化の進行や同業者との競合で業績が低迷。財務内容も大幅な債務超過となっており、業況低迷で先行きの見通しも立たず再び資金繰りがひっ迫し、今回の事態となった。

 

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