TBM 東京都と中小企業の脱炭素を後押しする「ScopeX」無料提供キャンペーンを実施中、先着100社 算定サポートから削減対策まで行政支援で後押し
株式会社TBMは東京都との連携事業として、中小企業向けにCO₂排出量の可視化ツール「ScopeX」を無料提供するキャンペーンを実施している。温室効果ガス算定に踏み出せずにいた企業の支援を目的とし、算定サポートから削減対策まで一連の工程を行政支援で後押しする内容となっている。期間は2026年3月31日までで、先着100社が対象となる。
中小企業の算定課題を行政支援で補完 Scope3精度向上にも寄与
多くの中小企業では、CO₂算定の始め方が分からないまま着手できず、担当者が兼務で作業に手が回らないケースも多い。排出量データの精度をどこまで求められるか判断しづらい点も障壁となってきた。
今回のキャンペーンでは、こうした課題に直面する企業が費用負担ゼロで算定を開始できる環境を整え、結果として大手企業のScope3開示精度の向上につながる取り組みとして位置づけられる。
無料利用範囲はツールから専門家相談まで幅広く提供
無料提供の対象は東京都内の中小企業や各種法人で、期間は2025年11月20日から2026年3月31日まで。補助金や助成金の申請は不要で、先着100社に達し次第受付終了となる。
提供される内容は、CO₂見える化ツール「ScopeX」(Scope1・2・3算定対応)、オンラインまたは対面による操作説明会、算定データ整理のサポート、専門家による削減対策やカーボンクレジット活用の相談まで幅広い。算定未経験の担当者でも取り組みやすい環境を整え、企業の負担感を軽減する構成となっている。
大手企業側にとっても、サプライヤーが“費用負担なく算定に着手できる”機会となり、ESG調達やグリーン調達の実効性を高める効果が期待される。
誰でも使えるシンプルUIを採用 無料期間終了後も継続利用が可能
ScopeXは使いやすさを重視したシンプルなUIを採用しており、専任スタッフによるサポートも付帯する。無料期間終了後も継続利用が可能なため、企業の脱炭素取組を長期的に支える。
